夏の紫外線から目を守るためのロードバイク向け対策アイディア
目がヒリヒリと痛い。特にGWくらいから秋口までは強い日差しが原因なのか、ロングライド後には必ず目に痛みがでていました。
この痛みが今期買い揃えたサングラスとキャップと点眼薬で、かなり抑えられるようになりました。
サングラスは可視光透過率が高めの物を選び瞳孔が開かないようにする
サングラスにはOGK KABUTOのFD-550というモデルを使っています。
このモデルはレンズを交換できるサングラスで、偏光レンズが付いていますが、結果として買い足したアンバー(茶系、ダークレッド)のレンズをメインで使用するようになりました。
瞳孔が開いてしまうことによる影響
偏光レンズは不要な乱反射のギラつきを抑える効果があり、公道を走ると視界がまるでゲームのグランツーリスモのCGであるかのようにクリアに見えるようになります。
参考:偏光レンズの見え方
しかし、残念なことに翌日の目の痛みは相変わらずでした。
調べると可視光透過率の低い(色が濃く光を通しにくい)サングラスをすると、暗いところに居る状況と同じになり瞳孔が開くため、結果的に紫外線を多く吸収し目のダメージに繋がることがあるという記事を見かけました。
紫外線カット率は99.9%以上のレンズでしたので0.1%未満の紫外線がそこまで目に影響するのかは今でも疑問ですが、可視光透過率が91%のクリアレンズや買い足した45%のアンバーのレンズだと痛みが出ないので、可能性としては大きいと思います。
偏光レンズを試して見たかったのでFD-550にしましたが、最初からアンバーのレンズが付いてるFD-300で良かったと思います・・・
サイクルキャップで物理的に日差しを遮る
サングラスは紫外線カット率99.9%以上なのは大前提で、瞳孔の開きを抑えるために可視光透過率が高めの物を選ぶという仮説を立て、いまはこの対策がうまくワークしてるんだと思っていますが、であればどっちの条件も適えている「一般の眼鏡で良いじゃん?」と思いますよね。
しかし、眼鏡で走ると2時間もすれば目を開けていられないくらいしみるような痛みが出ていました。
アイウェアと皮膚の隙間から入り込む紫外線
地面からの反射もありますが、アイウェアと眉間の隙間から入ってくる紫外線は馬鹿にできません。
恐らく紫外線カット率99.9%且つ可視光透過率の高い眼鏡で対策ができないのは、この隙間から入ってくる紫外線対策が出来ていないからだと思います。
私の使っている眼鏡は、サングラスと比較してレンズ自体が小さく眉間との隙間が広く空いてしまいます。きっとこの空いた空間から大量の紫外線が入っていたのだと思います。
FD-550においては、レンズは大きく顔の皮膚との隙間も少な目ではありますが、顔にぴったりくっつくようなフォルムではないのでピュアなスポーツタイプと比べると紫外線が入りやすい方かもしれません。
これをカバーするために役に立っているのが先日買ったサイクルキャップです。ツバを下げておけば目への直射日光を防ぐ効果はかなり高いと感じています。
日焼け用の点眼薬を使用して悪化するスピードを抑える
紫外線は様々な隙間から入ってきますので、完全に防ぎきることは難しいかと思います。
そこでコンタクト用の点眼から、日焼け用に特化した点眼薬を使用して痛みの悪化を遅らせる処置を取ることにしました。
日焼け用の点眼薬を定期的にさす
点眼薬に日焼け用なんてあるの?あるんです!私も今年になるまで知りませんでした(笑)
ちなみに私が買ったのはこれ。バイシン
本当はこっちのノアールUVが欲しかったのですが、売ってなかったので、、、
しかし、効果はそれなりにあるのか、スタート時、休憩時、ゴール時など気が向いた時にさすことで痛みは出ていません。
バイシンは血管を収縮させる成分が入ってるらしく、充血には効きますが一時的に症状を抑えているものらしく、時間がたつと痛みが出てくることもあるようですが。
対してノワールUVは、痛みの元を改善する成分ですが即効性は薄いみたいです。
日焼け対策だけでなく将来の目の病気対策にも
なかなか目が痛くて開けていられないというくらいまでの人は珍しいのかもしれませんが、サングラス選びやサイクルキャップに関しても「紫外線対策」という価値観を取り入れて考えてみると、選択の幅を広げることができるかもしれませんよね。
永い目で見て、目の病気対策にも良いかもしれないし。
終