ちょっとした安心に。ロードバイク用バックミラー CATEYE BM-45 で後方確認

アクセサリCATEYE,安全,快適

車やバイクを運転してる人なら自転車にもバックミラーが欲しいと思っている人は多いと思います。

・・・しかし、ネットで情報を見ると便利と言う人もいれば全く役に立たないという人もいるし実際にはどうなの?というところかと思います。

CATEYE BM-45

そんな理由で購入を渋っていました。ロードバイク用のミラーって1,500円くらいからっていう微妙なところを付いてくる価格帯なんですよね~。散々迷って結局買わない価格帯なんです。

ず~っと気になっていて、800円くらいで売ってたら欲しいな~と思っていたところ、なんと「要らないからあげるよ」的なツイートが!!

ということでいただいてしまいました~。ありがとうございます!一茶さんありがと~!!神かよ!da pumpかよ! ということで約2か月間使ってみたのでレビューいたします。

あくまでサポート的な位置づけで心の準備に非常に有用

当たり前っちゃ当たり前なんですが、バックミラーはあくまでサポートだと思います。車でもバイクでも同じですよね? で、サポートにどこまで求めるかでだいぶ違ってくるかと思います。

私は主にだいたいの状況把握をして「心の準備」をする役割に使っています。

振り向いて後方確認する前の事前準備に使う

私の場合、車はそもそも居るもんだという想定でまずミラーで確認後に後方を目視で確認します。

ちょうど後ろに居て振り向くタイミングと車が抜きに来るタイミングが被るとかなーりビックリしてバランスを崩すこともあるので、振り向く前の事前準備として使っています。

走りながら、20~30秒に1度はチラチラとミラーを見ているので常に後方に意識を向けているというのはあります。最初はぎこちなかったですが、慣れてくると車のミラーを見るのと同様に無意識に行えるようになりました。

ちなみに、ミラーで車の位置や距離を正確に把握しようとするのはかなり難しいです。居るか居ないかくらいを確認するくらいで使用するのが良いかと思います。

峠の登りなどで非常に便利

峠の登りなど、速度が極端に落ちるときに非常に便利です。峠などはバスなどが渋滞を作りやすい傾向があります。

その場合は後続の車からの無言のプレッシャーで前の車は無理をしがちで結構な勢いで数台が連なって通り過ぎて行きます。

アクションカムで撮影していた動画よりキャプチャ

これがロードバイクで登ってる身からするとかなーり怖い。

こんな時にあと何台くるかというのがミラーが付いていると分かりやすく便利です。

ちゃんPと一緒に走っている時なども、基本は私が後ろを走っているので「車来るよ~、あ~、3台くるね~」とか「結構来るよ~」、「はい、オッケー!」なんて言う風に声をかけることができます。

まぁ声掛けに関しては平たんでも「大型トラックくるよ~」とか言えるのも便利なところです。

他の商品と比べてどう?BM-45が良いと思うところ

他の商品との比較ですが、ハンドルにバンドで固定するミラーをちゃんPがクロスバイク用に使っていたので一度借りてロードバイクで試したことがありますが、腕が邪魔になって全然後方が見えなかったことがあります。

BM-45はエンドキャップに取り付けるタイプ

ハンドルの形状にもよると思うのですが、私が使っているアナトミックですとエンド部が短いため、上ハンを持った時にちょうどミラーが腕に隠れてしまうんです。なのでエンド部にベルトで固定するミラーを付けても全く見えないということに・・・

別のミラーを使った時に困った区と

アナトミックシャローなどでコンパクトのハンドルであればエンド部が長めなものも多いのですが・・・ということで、エンド部にベルトで固定するのではなくエンドキャップ側から後方に少し伸びている必要がありました。

欲しかったのは進行方向と逆側に向けて出っ張っているタイプ

BM-45はこの点でクリアできていました。

取り付け角度などにより更に微調整が可能

エンドキャップにボルトで固定するのですが、BM-45の素晴らしいところは後方に対して1cmほどの接合部分が水平ではなく斜めに伸びていること。

BM045はエンドキャップに付けるタイプで中心点がずれている

そして、受け側のミラー本体も接合部分が円の中心ではなく中心から少しずれた部分についていること。

ミラーの受け部分も中心点がずれている

この2点のおかげで外側に向けて付けるか内側に向けて付けるかの微調整が可能になっているのです。

私の場合は上ハンを持っている時は、ミラーの位置は後方且つ外側にあると見えやすいのですが、真っ直ぐ後方に伸びてミラーを回しても位置が変わらない商品とは違い自分に合わせた好みの位置に数cm動かして調整することが可能なのです。

慣れると意外に見えるサイズ

ここは慣れなので、ひょっとしたら他の競合商品も同じかと思います。

慣れると意外に見えます。

前述したとおりサポート的な物なので過信はしないで路駐を避けるなどで車線を変える場合などは、アイコンタクトもあるし必ず目視をしなければいけませんが、慣れると車の車種が分かるくらいに余裕で見えるし、近くまで来てる時はドライバーの顔も見えるレベルです。

ちょうど良い大きさかな~と思います。

BM-45のダメな点

良いところを上げたのでベタ誉めしてるように見えますが、勿論ダメな点もそれなりにあります。

見た目が野暮ったい

好みの問題ですけど、野暮ったい感じがします。丸いカタチだからですかね~。

私は気になりませんが、何かついてる感はありますw

これをオシャレというか遊び要素を加えるとしたら、やっぱりカラーバリエーションじゃないでしょうかね。まぁ製造コストに合わないのかもしれませんが、たぶんカラバリさせたらだいぶ印象が変わると思います。

もう少し横方向に視野が広がって欲しい

BM-45は個人的には完成度が高い商品だと思ってるので多分商品開発の段階でテストされてることだとは思うんですが、もうほんの少しだけ横側へ視野が広ければ良いなと思います。

要するに曲面鏡のバージョンがあれば良いなと思うんです。

私は車のバックミラー(ルームミラー)は曲面境を使用していて、これも距離感さえ慣れてしまえばとにかく便利なんですよね。BM-45が丸い形状なのでコスト的にも難しいのかも知れないですが、あったら使ってみたいです。

ダンシング時や下ハン持つ時に邪魔で、壁に寄りかけると向きが変わってしまう

私は大丈夫なんですがダンシング時に膝に当たる場合があるそうです。当たったらミラーの角度は直さないといけないので煩わしいですよね。

あとは仕方ないことですが、下ハンを持つ時に邪魔になります。下ハンの持つ位置によっては問題無いので人次第だと思いますが、だいたい下ハンってクリテ等じゃない限りはエンドの方を持たないですか?そうすると手に当たって違和感を感じるし、体重を乗せるとミラーの角度が変わってしまう場合があります。

あと、ちょっとした休憩でも気を使わないで壁に寄りかけたりすると、すぐ向きが変わってしまいます。

撮影時に立てかけたら向きが変わってたミラー

レースイベントでは使えない

確かレースイベントではダメだったと思います。クリテリウムとか。言わずともがな、危ないと思います。

まとめ

ミラーとしての役割であれば、使ったことは無いですが肘に付けるタイプのが一番良いんじゃないでしょうかね。

とはいえ私はサングラス、心拍計、腕に巻くライト、輪行袋やらウィンドブレーカー、とにかく色々と持って行くんですが良く忘れるのでなるべく自転車に固定されている方が楽で良いなと思うタイプの人間です。

結局見やすいのが一番でポジションなどにも影響すると思うので、使いやすければそれが一番良いってことです!

私はエンドに固定するのはどうかと最初思いましたけど、バンドタイプの物でもきっとつけっぱなしにしてしまうだろうし、実際数回使って気にならなくなりましたねw

ハンドルに固定するタイプであれば、BM-45はかなり良いと思います。見た目はコンパクトな物の方がやっぱりカッコイイんですが、実用的なレベルとなるとBM-45だと思います。

まぁ無くてもちゃんと後方確認できている人であれば問題無いかと思います。貰っておいてこんなこと言うのも何なんですが、もしこの記事を読んでつける気になった人がいたら慣れるまで多少時間がかかるので第一印象で外したりはせず1ヶ月は使ってみて貰いたいです。