自転車

チェーンリング交換で学んだ事、考えた事

2016/03/31

先日、フロントのチェーンリングを52Tから46Tに変更した記事を書きました。

印象は非常に良好な訳ですが、今回のカスタマイズで分かったことや考えたことを語っていきたいと思います!

最後に落とし穴がありましたよ!

クロスレシオとワイドレシオ

今回のカスタマイズはクロスレシオ化が目的だと書きましたが、そもそも『クロスレシオ』ってなんやねん!って話ですよね。

  • クロスレシオ(close ratio)・・・ギアの比率の差が小さいこと
  • ワイドレシオ(wide ratio)・・・ギアの比率が大きいこと

という意味を持っています。

ロードバイクでこのギア比率を変える場合は、リアのスプロケット(歯車)を交換することになります。

105グレードのスプロケ CS-5800について

リアの歯車は105のグレードなら11枚ついていますが、この1枚ずつと言うよりは11枚がセットで1つの商品として販売されています。

そして、その組み合わせは決まっている物なので好きに歯車の数を増やしたり減らしたりができません。

ちなみに、105グレードのスプロケットの商品名は「CS-5800」という名称で以下の3種類の組み合わせでラインアップがあり

  • 12T-25T:12,13,14,15,16,17,18,19,21,23,25
  • 11T-28T:11,12,13,14,16,17,19,21,23,25,28
  • 11T-32T:11,12,13,14,16,18,20,22,25,28,32

となっていて、「:」の右に書いているのはギアの1枚ずつの歯の数になり12T-25Tがクロスレシオ、11T-28Tが中間、11T-32Tがワイドレシオとなります。

2016年1月現在は、105のグレードだとこれ以外の組み合わせはありません。

クロスレシオの12T-25Tは1枚ずつの歯数の差が少ないのでギアチェンジの際は徐々に重くなるなど自分の走りやすいギアを探しやすいメリットがあります。しかし最も軽いギアで25Tという歯の数になるので激坂などはきついというデメリットがあります。

それに対し、ワイドレシオの11T-32Tは最も軽いギアが32Tで上り坂などもかなり有利になりますが、歯数の差が大きいので一定速度で走る時などにちょうど良い重さのギアがなく足に負担がかかるというデメリットがあります。

なぜチェーンリングを変えたのか

クロスレシオ化をするなら、そもそもスプロケを変えれば良いのになぜチェーンリングを変えたのか・・・というところなのですが、要点をまとめると

  • 自分の持つパワーバンドにより適した構成に変更する
  • 得られるメリットに対してコストパフォーマンスが高い

という2点の方がクロスレシオ化した際にメリットを享受しやすいと思ったことにあります。

自分の持つパワーバンドに、より適した構成に変更する

クロスバイクと合わせてスポーツバイクに2年間乗ってみて、自分が最も楽に(効率的に)走れるパワーバンド(パワーの幅)があり、そのパワーバンドに合ったマシンのセッティングが理想だと思うようになりました。
(通常はパワーバンドと言うと効率よくパターが発揮しやすい回転数の幅のことを言うと思うので本来の意味とは違ってしまうと思うのですが、他に良い言葉が見当たらないのでパワーバンドと言わせてもらっています。)

で、私のCULEBROに標準で付いている11T-28Tの場合、信号待ちなどからスタートする時には一番軽い28Tの場合は良くても2枚目の25Tを使用すると重くて少し足に負担がかかるという懸念があり、反対側のトップ3枚はほぼ使わないという事から自分のパワーバンドにギアがあっていないということが明白でした。

良く使っているリアが1〜8枚目と分かっているなら、これを2〜9や3〜10に変えて上げられれば、尚更に自分にあった良いセッティングであると考えた訳です。

自分のパワーバンドの調べ方

自分のパワーバンドの調べ方は私の場合はギア比で考えました。

普段走っていてフロントが52Tで、リアは1枚目の28T〜8枚目の14Tまでを使います。

これをギア比で計算すると、1.86〜3.71となります。このギア比の間が私のパワーバンドと考え、この範囲がギア構成の中心にくるようにすれば良い訳です。

  • 52T:1.86(28T)〜3.71(14T)
  • 46T:1.84(25T)〜3.83(12T)

フロントを46Tに変えると、1.86に最も近いのは25Tで1.84、3.71に近いのは12Tの3.83となり、見事に2枚目〜10枚目までが使える計算になりました。

偶然12T-25Tと一致

この25T〜12Tという組み合わせはCS-5800のクロスレシオのままなので、もし中間のスプロケからクロスレシオのスプロケに変更した場合は1枚目〜11枚目までフルに使えるようになります。

まぁアウターローという組み合わせは、チェーンが斜めにかかっていまい負担がかかるので本来良くないと言われていますが、ディレイラー調整とトリムを使って干渉しないようにしているので使ってしまおうかなと。安いパーツなので消耗品という風に考えても良いかも知れませんし。

ちなみにギア比の計算に関しては、↓このアプリを使っていて大変使いやすくておすすめです。

Link:BIKE GEAR CALCULATOR
Android、iOSのどちらもアプリがあり、サイトの右上のプルダウンから言語を選ぶと日本語のマニュアルも表示されます。

Free版を使ってますが、初心者の私には十分すぎる機能があります!

FC-RS500というクランク(セット)

さて、今回色々と書いてきましたが、実はこの一連のチェーンリング交換は実はこの「FC-RS500」というクランクだったから実現できたという背景があります。

このクランクは、現行のSHIMANOのコンポのグレードで主流になっているクランクとは違い重く剛性も不足しているそうで、価格を抑えるために完成車につけられていることが多い・・・などと言われています。

見た目も主流の4本足のクランクとは違い5本足のクランクになります。よって、チェーンリングには互換性がありません・・・。

が、105のクランクセットに無くてこのクランクセットにある良いところは46Tのチェーンリングが存在するというところにあります!

105のクランクセットの場合、アウターが50Tより下のチェーンリングは無いため、もし今回のようなカスタマイズをする事になればクランクセットごと買い替えるか、色は違ってしまいますがアルテグラのチェーンリングを買わなくては行けません!(アルテと105に互換性があるかは不明です)

安価版故に46Tという設定が合ったのか、105が本格的だからこそ50T以下がまだ無いのか、理由は分かりませんが自分に合った物を使うという意味ではラッキーでした。

フロント52T はなんのため?

エントリー向けの安価なロードバイクはストップ&ゴーが多い市街地でも乗りやすくするためや、脚力がこれからのビギナーライダーのために、フロントは50T-34Tでリアは11T-32Tや11T-28Tという組み合わせが多いんじゃないかと思います。

私の周りを見てもORBEAのAVANT HYDRO SORAに乗ってる友人はやたら小さいスプロケが付いててストロングスタイルといった印象でしたが、それ以外にはCANYON エンデュレースALにもコラテック ドロミテ Tiagraにも、Wilier イゾアールXP、TREKにもMERIDAにもフロントは50T-34Tが付いていました。

しかし、果たしてアウター50Tがビギナーライダーに適して居るのだろうか?そう考えると、まだまだ50Tはハードル高いんじゃないかと思います。

特に女性ライダーには50Tは厳しいんじゃないかと思いますが、ロードバイクという乗り物が他のスポーツとは違い全くのビギナーと1年でも乗った経験者ではフィジカル面で大きな隔たりが生まれるスポーツで、また機材自体の価格帯の高価さゆえにビギナー向けに振り切った設定で売れないのではないかと想像してしまいます。

まぁ、そんな中、私のCULEBRO 2.0はどうかと言うと、安価なアルミモデルにも関わらずフロント52T-36T、リア11T-28Tという疑問のわく設定。なぜ50Tではなく52Tなんだ!と最初は思いました。

考えてみると、恐らくコンセプトがレースもロングライドも幅広くこなせるマシンってことで、レース向けアピールでフロント52T、ロングライドもできるって意味でオールマイティな11T-28Tにしたんじゃないかなと。

本音は安価にするためにFC-RS500っていうコンパクトクランクをつけたけど、貧脚向けの設定ではなくレースだって出れちゃうっていう変なプライドを持った無理矢理な設定のように感じましたが、それはあくまで余談です。

52T-36Tという設定が良い方に転がったFC-RS500というクランク

と最初はネガティブなことばっかり思ってしまったんですが、今回のチェーンリング交換の経験から走りに自信があるなら52Tのまま、自信が無いなら46Tに変更という選択ができて非常に幅広い層に使いやすい初期設定なんじゃないかと思えるようになりました。

逆に50Tだとインナーが34Tになってしまい、アウター46Tとは組み合わせができなそうなので本当に有り難かった初期設定です。

もし、安価なロードバイクに乗っている方が居たら、チェーンリングの交換を考えてみても良い気がします。

安いクランクだけど105と比較して、拡張性があってスタートは楽になりトップ側だけスプロケが奇麗なんて事も減ると思います。

スプロケ交換による本格的なクロスレシオ化

さて、何度も目的はクロスレシオ化だと書いてきました。

当初の7枚目(16T)から8枚目(14T)へのシフトチェンジはフロントの46T化により、8枚目(14T)から9枚目(13T)へとバンドがずれたおかげで解消されたのですがやはりもっとクロスレシオ化をはかりたいと思うのです。

スプロケを12T-25Tへ変更

という事で、バンド幅がぴったり12T-25Tへ収まるようになったので、クロスレシオ化をしたら更に平地は快適になるんじゃないか!

もうこれはやるしかない!というところなのですが、実はここに落とし穴がありました。

・・・おそらく使っても問題は起こらないんじゃないかと思いますが、実は問題はリアディレイラーにありました。

私の CULEBROはのリアディレイラーはRD-5800なのですが、もっと細かいグレードを書くと「RD-5800-GS」というタイプになります。

そして実はリアディレイラーにも種類があり、5800にはもう1つ「RD-5800-SS」というディレイラーが存在するんです。

  • SHIMANO OFFICIALサイト:RD-5800-GS(ロングケージ)
  • SHIMANO OFFICIALサイト:RD-5800-SS(ショートケージ)

この違い、ガイドプーリーとテンションプーリーをつなぐアームの長さにあり、それにより対応するスプロケの幅が決まっていて、なんと12T-25Tのスプロケは私のCULEBROについているロングケージタイプは非対応となっていました!(ショートケージタイプは11T-32Tのワイドレシオが非対応)

なんで2種類あるんだろうと思ってたら、そういう事だったのか・・・クロスレシオ化を目前にしてまさかの落とし穴でした。

良くディレイラーの話をするとキャパシティの話になってそっちにばっかり意識がいっていたんですが、そもそもディレイラーやチェーンリングの1つずつの仕様を見ていくと、キャパシティなどは自然に守れるようになっているようです。

ショートケージのリアディレイラーを購入するかどうか

11T-32Tより、12T-25Tの方がメリットが多そうなため買ってしまう確率は高めですw

ショートケージに11T-32Tのスプロケを付けるとアームの短さからスプロケとプーリーが干渉をしそうで非常に危険な事態になりそうですが、逆にロングケージに対して12T-25Tの小さなスプロケなら問題は起こらなそうな気もするので試しにスプロケを先に買ってしまうというのもありかと思いますが、現実はショートケージ化でしょうかね~。

補修パーツでGSをSS化することもできるようですが、プーリーや小さなネジ類も買わないといけないようでそうなるとディレイラーをまるまる買うのと金額的な差が殆ど無くなってしまうので、それならSSを買ってしまう方が良い気がします。

・・・いずれにしても、もう少し調べてからですかねw

そういえばFOCUSはサイト上にはスペックがそこまで詳しく掲載されてないんですが、CAYOはショートケージっぽかったです。

 

 

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