ダンシングではペダルに乗る!本当のダンシングの片鱗を見た

2016/04/18自転車ポジション,初心者,快適

ダンシングできますか?

自転車を始めたばかりの時、「ダンシングができません」とか「ダンシングのやり方を教えてください」とかをネットで見て「え、ダンシングって立ちこぎでしょ?できないとかあんの?」なんて思っていた時期が私にもありました。

あるんです!できていないというか、私も根本的に間違えていました!

ダンシングのポイントは重心位置にあった!

雑誌のサイクルスポーツやバイシクルクラブ、またはネットの動画などでダンシングの記事を良く見ましたが、最初は全く理解できませんでした。

雑誌にダメなダンシングの理由が書いてあるが違いが分からなかった

お手本の人と、入門者の比較が書いてあって、ダメな理由で脚が伸びていないのでムダな筋肉を使っているというようなことが書かれていたんですね。

これが私には、兎に角脚は伸ばして腰で踏むことが重要という受け取り方になっていたんですね。

そんでバカみたいに腰を上下させていました。多分、腰を上下はまた別のテクニックな訳でしょうけど根本的な部分を理解していないとあまり効果が無いかと思います。

ポイントは重心がペダルの中心(BB)にあること

おかしい。ある程度の坂は楽に立ちこぎで登れるけど、それより急な坂になると全然脚が持たない。これは絶対に何かを間違えている!!

ダメなダンシングのポジション

そう思って、雑誌を数冊、何度も読み直してみてやっとこ分かったのでした。

「ダンシングはペダルの中心に重心を置くことが大前提」ということが!

重心の位置の確かめ方

重心の位置を確かめるのは、固定ローラー台があれば手放しをしてペダルの上に立ってみるのが一番なようなのですが、なかなかできないと思うので踏んだ時の軽さに頼るのが良いかと思います。

重心は結構後ろのイメージ

自分のダンシングを写真などで見たわけではないので腰の位置がどこかなどは客観的には見れていませんが、私の感覚だと「えっ、こんなに後ろ?」と感じるくらい腰を引いてる感覚です。

休むダンシングのポジション

勿論、フレームによっても変わってくるとは思います。

重心の確かめ方としては、ペダル(クランク)を前後に水平にして両足に均等に体重が乗るように腰の位置を前後方向に合わせます

余談ですが、ママチャリはもともとハンドルが自分の方に突き出てて、サドルから垂直に上に立ち上がるように立ちこぎをするので休むダンシングには向いていると思います。

立った状態で前後に腰の位置を動かす

まずギアをシッティングではちょっとキツイな~と思うくらい、結構重めにすると良いと思います。

べダルに立った状態で腰をハンドルに近づけたり、サドルの後ろの方に動かしてみます。そうすると手に体重が乗るのが分かったり脚の筋肉を使っているのが分かると思います。

手の荷重が殆ど無く、脚の筋肉の負荷が少なく両方に均等に負荷がかかっているところが重心が合っているところなのでその位置を探します。

良い位置に来たらペダルを踏みこんでみると「あれ?何か軽く回ったような・・・」という感覚が味わえますw

 「つまみダンシング」とは

ダンシングのやり方を調べて行くと「つまみダンシング」というダンシングをたまに聞きますよね。

最初、「つまみダンシングのメリットって何?曲芸?」と思ってましたが、このダンシングは自分が重心に乗れているかをチェックするために便利なダンシングのようです。

 つまむことに意味があるのでは無く、つまむ程度でバランスが取れることが重要

ペダルに均等に乗れていると、殆どハンドルに荷重がかかりません。

手放しが出来ちゃうんじゃないか?と思うほど荷重がかかっていません。しかし、手放しをすると多分こけます。

でもそのくらいバランスが取れていることが重要で、最低限のサポートとして「つまむ」訳です。

ということで、別につまむとダンシングが早くなる訳でも何でもなくて、ペダルに重心が乗っていると手に荷重がかからない状態になり「つまむ程度でも安定してバイクに乗れる」という状態になります。

自分がちゃんと正しい重心でペダルに乗れているかを確認する良い方法で、逆に上手く出来ないと重心が間違えていることになるかと思います。

私は最初、手に荷重がかかっていたので「指立て伏せ」の筋トレでもやるのか?と思ってました(笑)

重心が決まると車体を振れるようになる

つまみダンシングが出来るようになると、自然にペダルに荷重して加速する感覚が味わえるようになりますが、荷重をかければかけるほど踏み込んだ脚の方へ車体が振られるようになります。

リラックスして攻めるダンシング

これが正解かは分かりませんが、リラックスした状態で上でも下でも良いのでハンドルに軽く添えるくらいにしてダンシングすると、自然に車体を左右に振ることができます。

攻めのダンシング時のポジション

振るというか、踏み脚に合わせて自然に振られるという印象です。

この自然な振られ方を擬音で表すと「ぐにゃぐにゃ」といった感じですが、これが不安定なこともなく力任せに乗っていた時と違いグングン加速をして非常に不思議な感覚がありました。

久し振りに興奮したw

状況に合わせて重心を確認するのが面白い

平坦では結構簡単に重心のポイントが見つけられて面白いです。

逆に登りで正しいポイントを見つけるのは凄く難しく感じています。多分個人差があると思います。

登りの時も結構腰を後ろな気がするんですが平坦と違って後ろにしすぎると途端に足に負担がかかるような・・・

重心のポイントがシビアなんですよね。

登りでのダンシングのポジション

でも、こうやって色々と試して自分にあったポイントを探してみること自体も凄く楽しんで乗ってます。

 

ダンシング、奥が深そうで面白いですね。

多分、今回のはダンシングの1つの形であって例えば「ハンドルにわざと体重をかけて徹底して休む」方法もあるだろうし、「車体をわざと振る」ようなダンシングもあるだろうし、色々と知識を吸収していくのが良いかと思います。

いずれにしても、早く坂を登ってダンシングの効果を試してみたいです(笑)

動画で解説

Blog記事の内容を動画で解説しはじめました。動画の方が体の使い方などがわかりやすいかもしれません。

お時間良ければ御覧ください。