ロングライド

奥多摩へリベンジ!駄道、新青梅街道で行く!

自転車イベントは殆ど出たことない状態で、昨年挑んだWiggle東京グランフォンド。

案の定苦汁をなめさせられたのですが、今年のイベント開催まで1カ月に迫った最終調整として奥多摩を試走しに行ってきました。

奥多摩は電車や渓谷、渓流という様々な景色も魅力

思い返すと私のこの1年は奥多摩に縛られた1年だったと言えるでしょう。・・・それもいよいよ来月で終わりにしてやります。

奥多摩リベンジを中心においた1年間

Wiggle東京グランフォンド。

コースは青梅駅をスタートし奥多摩の山を走る120kmの累積標高は2,000mほど。坂を登り慣れた人であれば何ともない数字でしょうが、昨年の私は本当に大変な思いをしながら走り切り「来年は出ないんじゃないかな」と思ったのでした。

Wiggle 東京グランフォンドのスタート風景

しかし、それから時は経ち、色々なイベントを知るとそもそも「山を登れない=イベント参加の選択肢はかなり狭くなる」という現実にぶつかることに。

いつしか、「次は出ないな」と思っていた坂への意識が「坂を克服しないとな」と変化し、「次はリベンジを果たす!」となっていったのでした。

ヤビツや千葉の養老渓谷、筑波山の不動峠などは「打倒、奥多摩!」を見据えた坂の苦手意識を無くすための経験を重ねる過程でもあったのです。

いまになって思うと、奥多摩よりヤビツの方がきついんじゃないか・・・と言うのは内緒です。

奥多摩への道はヒルクライムガールへのオマージュを含んでいた

そんな折、車での移動中に良くポッドキャストで聞いていた「ミラクルサイクルライフ」というラジオ番組のゲストで谷東さんというアニメーション監督が出演されました。

この人は「ヒルクライムガール」というネットでバズった短編アニメの監督で、DURA-ACE組みのDOGMA(ピナレロ)の細部まで作りこまれたアニメーションに、一般女子高生がウィギンスと一緒に走るという夢のシチュエーションで非常に多くの自転車乗りの気持ちを掴みました。

そんなアニメを作った監督は大の自転車フリーク。ラジオ番組でのトークはその異常さを感じさせるには十分の内容だったのです。

参考:HILL CLIMB GIRL - 日本アニメ(ーター)見本市
参考:HILL CLIMB GIRLを作った監督は生粋の自転車乗りだった - 谷東監督インタビュー | cyclowired

1日使うと勿体ないので朝1時に家を出る

奥多摩と言えば、特に私は東京の東部に住んでいますので行くとしたら電車か車が当たり前です。

ところがこの、谷監督、、、ほぼ毎週奥多摩に行ってるんだそうです。新宿から自走で

青梅駅。輪行で来るか自走で来るか

最初は朝出て夜帰ってくるようなことをしていた物の丸1日が潰れてしまうのが勿体なく徐々に家を出る時間を早くしていくようになったんだとか。

徐々に早めて行った時間が定着して当たり前になった時刻は何とAM1時・・・。朝っていうか夜ですよねw

クリエイターですからね、普通に仕事は遅くまでやっていて23時頃に家に帰ってきて1時間くらい寝て出かけることもあるそうですwww

しかし、そのくらい奥多摩を走るのが好きらしい。

駄道(だったかな?)をいかに走るか

また、何でそんなに早く出る必要があったのか。それは「駄道をいかに走るか」という話がありました。

確か「駄道」と言っていたはず、、、無駄な道の略だそうですwww

奥多摩で走ることを目的としているため、現地までの自走期間は駄道になるそうです。日中は車も増えるため、いかに車がない時間に行って帰ってくるかがポイントとか。

その話を聞いて思いました。「この人、やべえやつだ」と。

この放送を聞いてから、奥多摩へ行く理由がリベンジだけではなく、自転車好きの監督に対してのオマージュと楽しみ方を追体験してみたいという欲求がプラスされた訳です。

奥多摩自走ロングライド

朝1時スタートは奥多摩を真夜中に走ることにもなり、自分には難易度が高すぎる。

よって3時頃に家を出る予定をたて、安定の寝坊からの5時スタートに。寝坊は想定内でしたが時間的には既にかなり遅いタイミングでした。

この日の装備。ダウンチューブのロゴが削れてたりだいぶ走ってる感がでてきました。輪行バッグはこの後横に付け直しました

駄道は駄道だった

私は幼少期から成人して暫く東京西部に住んでいたので新青梅街道は良く車で走っていて、奥多摩へ行く道もだいたい分かっていました。

朝家を出て新宿までのんびり走って45分。さらにそこから青梅街道が新青梅に変わる西東京まで1時間。そこから1時間半の片道3時間半の想定。

、、、が、新青梅街道に入ると変化が訪れます。


↑私の好きな方が新青梅の動画を上げてたので拝借

簡単にいうと、駄道。走れば不快。それはまごうことなき駄道。無駄な道などない、そう思っていた心を打ち砕く真の駄道が続きます。

信号が無駄に多く、路面も無駄に悪く、左側の車線が狭いため特に登りは車両が路肩に食い込むほどの無駄な狭さ。当然、追い越しは無駄に危険だし、渋滞でも前に出ることもかなわない。多すぎる信号での無駄な自然渋滞は当たり前。

この道を客観的に見てクソだと判断しました。谷監督がこの道を駄道と呼ぶのは、流石のユーモアかと理解します。

青梅駅に着いた時には4時間半が過ぎた後でした。

結局1時間遅れでたかだか70kmの道のりを4時間半もの時間をかけて青梅駅に何とか到着しました。

奥多摩攻略

奥多摩は北側の青梅駅から入り、ダムを周り風張峠を登り、都民の森で休憩し、武蔵五日市駅でゴールして駄道で帰るというルートを選択。

逆ルートの方が斜度も距離もキツイんだそうです。そっちも興味あるな(笑)

内容だけ言うと特に問題なくクリアできました。心拍が165以上にならないように超鈍足で進み、時速8km/hくらいで走破

ちなみにこの日からチェーンリングがインナー36T→34Tに変更になっていますが、違いはプラシーボ的なところで分かりませんw

奥多摩南側を下って武蔵五日市へ向かう

奥多摩で気持ち良くなった後、全てを帳消しにする駄道を満喫して帰りましたw

奥多摩はルート次第

たぶん、この駄道を1本外れるなどして回避すれば奥多摩はもっと楽しい場所になるかと思いました。

例えば新宿から青梅街道を走って、途中で五日市街道に折れたり、東八を走ったり、井の頭通りを走ったり。

新青梅は道が狭いので単純に危険でおすすめはできないけど、あえてこの駄道を味わって見ると言うのは面白いかと思います。その上でルート探索してみるのが良いかなと。

新青梅は景色もつまらないですが、中央線沿線は季節感ありますしね。

坂を登れる自信が付いた時に変わったこと

今回奥多摩を登ってみて、内面にある変化がありました。

走る前は「登れるか」と思っていましたが、走った後は違う意識になっていました。

定番の風張峠の駐車場

※ちなみに、谷監督曰く、「激坂三兄弟」というのが奥多摩にはあり、一つ目は御岳山のケーブルカーの先にある神社(武蔵御嶽神社?)。残りは風張林道と鋸山林道で、そこを2周するのが良い筋トレになる!というのは見なかったことにしてあります。

登ることから、いかに効率良く登るかへ

ヤビツを2回目に行った時は、そもそも1回登れたんだから次だって登れる。次は如何に効率良く登るか・・・ということを意識していました。

今回、リベンジを掲げ奥多摩へ挑みましたが、登れた後は「まだ心拍に余裕があったから、もう少し行けたな」などと登る前とは明らかに違う思考をしていることに気づきました。

多分、私のような初心者が感じる喜びとしては、登り切った時の達成感。「俺はやったぞ!どうだ!」というような承認欲求のような物から切り替わって次を見据える。

「登れるかなぁ」と不安や疑心で挑むのではなく、登り切れるのが前提で如何にして攻略するかという意識になると全然気持ちが違ってくると思います。

不安などから変化する最初の楽しみとしてはここなんじゃないかと思います。これが坂が楽しくなってくることなんじゃないか、、、なんか今回はそんな発見がありました。

Relive:ヒルクライムガールのオマージュ

 

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