レースイベント初参加!「EQAクリテリウム in 熊谷」に参加してきた!
「第6回EQAクリテリウム in 熊谷」といイベントに参加してきました。初めてレースイベントになります。
レースイベントのレポートは産経デジタルのサイクリストを見てもらって、私の方は「初めてのレースイベントに参加」という視点でレポートをしたいと思います。
EQAクリテは完成度の高いイベント
当日までは色んなことで不満がありました。
まぁ、自転車イベントなんていうのはだいたいエントリーから当日まで案内はかなりいい加減てのが普通なんだと最近分かってきましたが、今回のイベントもしかりで、オフィシャルの情報がどこに掲載されるのかメールにも書いてないし分からない状態だったりしました。
イベントの概要自体はオフィシャルなどで見てもらうと良いと思います。
- エキップアサダ – 「第6回 EQAクリテリウム in 熊谷」でシーズンインしよう – 3月19日開催
- Cyclist Sanspo ビギナーも女性も歓迎 「第6回 EQAクリテリウム in 熊谷」3月19日開催
当日の素晴らしい仕切り!
プログラムから本当に1分のズレも無い、出走に関しては1秒のズレも無い状態で進みました。これは本当に凄いと思いました!
駐車場も隣接していて広いし、昼食もすぐ隣に食堂が付いていて安い!トイレも割と近いし、荷物を置くためのテントも(雨漏りしてたけど)用意してくれている。
過剰なサービスは無いけれど、整っている状態でした。
「お金を払ったから楽しませろ!」という姿勢だと殆どの自転車イベントは楽しめないような気がしていて、中には楽しむための工夫と言うか意気込みが必要と感じていますが、今回のEQAクリテは普通にしていれば楽しめるイベントに感じました。
私は講習走行で集団走行を学びたいという目的があったのですが、講習走行はもちろんレース自体もとても楽しめて大満足でした。
クラスとレースイベント参加経験について
さて、EQAクリテは、
- ビギナーA(レースイベント数回程度の経験者)
- ビギナーB(レースイベント未経験者)
- レディース
- UNDER17・15
といったようにクラスが別れていて、エントリーの際に自分がビギナーAなのかBなのか迷う人が居るかと思います。私は相当迷いました。
参加資格についての判断は自己判断で良さそう
実は参加資格は厳密ではなくて大丈夫でした。
ビギナーAの「レース参加経験というのが」メディアによって「レース参加経験1~3回程度」とか「レースイベント経験者」とかビギナーBは「レースイベント未経験者」とか、まぁメディアによって表記が違っているのでややこしいですが、特に主催者側でチェックが無かったので自己判断で良いかと思います。
メディアにでる写真は臨場感があり非常に敷居が高い大会に見えますが、私が撮った写真を見ると分かるように非常にアットホームなイベントであることが分かるかと思います(笑)
私はワイズロードのエンデューロイベントにクロスバイクで出たことがあるので律儀にビギナーAにエントリーしましたが、ビギナーBの表彰で明らかにレース経験ある風なことを言ってる人もいたくらいですし、真面目に参加する気持ちがあればレベルはそんなに気にしなくても大丈夫だと思います。
ひょっとしたら、参加条件をもっと厳格にしてしまうと参加人数が減ってしまったり、もっとレース志向の強い人ばかりになってしまったりと難しくなってしまうこともあるのかもしれませんし、事前に散々迷ったけど出てみて思ったのは今のままの緩いくらいが良い気がしました(笑)
ビギナーAとBのレベル差について
私の主観的な感想ですが、個人で出場している人を見ると明らかにビギナーAの方がレベルが高く駆け引きもありそうでした。
ビギナーBは個人でのレベルはばらつきがかなりあります。ただ、当日はチームが2チーム出ていてレース自体の展開作りを行ってました。
まぁそういう意味ではAもBもバランスが取れていて、あまり大差は無かったかと思います。
逆にAにチームが出ているとダントツにレベルが高くなり、Bにチームが出ていないと少しグダグダになりそうな気がしました。
自信が無い人は予選は本当に慣れるための物で、決勝や順位決定戦で頑張るくらいでもひょっとしたら良いかもしれません。
AとBの境はアベレージ30km/hくらい?
私はビギナーAの予選では、集団から千切れたため単独で走ることになりアベレージは33km/hくらいで予選落ちして決勝へ進めませんでした。
順位決定戦となる2回戦目では集団で走れたので圧倒的にアベレージは上がって36km/hくらいでした。
↑こんな感じで速報が貼りだされていきます。
EQAクリテリウム リザルト
※ビギナーAの決勝アベレージが遅いのは最初の周回が1周増えていたためだと思います。
周回遅れだと足きりになってしまうのですが、ビギナーBはタイムを見るともう少し遅めでしたので、30~31km/hくらいじゃないかと思います。
自分の判断が難しい場合は、だいたい30km/hを目安にもっと早く走れそうならA、遅いならBで良いと思います。
ちなみに、私は普段都内を走ってる時はStravaによると速くて23km/hほどで普通だと19km/hほどです。
リザルトを見るとアベレージ38km/hとか変態か!と思いますが、集団で走ると+3kmくらいは上がるって考えて良いと思います。
私も参加してみるまではアベレージは行けても30km/hだわ・・・と思ってましたし。
当日のタイムスケジュールと待ち、サポート状況について
当日のタイムスケジュールは、開会式→講習走行→1回戦→順位決定戦→決勝戦→表彰式という流れで進んでいきます。
前述したとおり、時間のズレがほぼ無いイベントですので次に自分が何時に会場に居なければならないかを把握しておけば良いだけで余計な心配がありません。
自分の番が回ってくるまで1時間くらいずつ空きがあるので極端に暇にもならなければ、すぐ走らないといけないということもなく、時間のコントロールがしやすくて良かったです。
昼食について
基本的にレースに出ていない時は自由行動なので、どこかに食べに行っても買ってきたのを食べてても大丈夫かと思います。
レース会場に隣接しているところにお店があって、うどんが食べられます。私はうどんより断然そば派なのですが、ここのうどんは美味しくて驚きでした。
確か肉汁うどんとかきあげを頼んで800円程度だったので安い方かと思います。
服装について
雨でも決行になるので、天気予報によっては雨具は持ってきておいた方が良いと思います。
私は講習走行時には雨ガッパ用にウィンドブレーカーを着て、待ち時間にはダウンを着ていました。
午後からは晴れたのでダウンは必要なくなりましたが、雨はある程度しのぐ場所はあれど風をしのぐ場所はあまり無いのでとにかく天気予報を見て対策するのが良いと思います。
車検について
車検は自己責任でチェックされることはありませんでした。
ライト、スタンドや泥除け、ロックなど目で見て分かる物に関しては注意されると思います。事前に外しておいた方が良いと思います。
まぁこの辺は自分の怪我の心配もありますが、周りの人を巻き込んでしまった場合に被害を小さくするためにもマナーかと思います。
メカニックとメディカルについて
基本的に機材のトラブルは自分で対応することが前提になっていますが、海外でも活躍されているメカニックが待機してくれているので最悪何かあった時でも応急処置的な対応はしてくれるようでした。
またメディカルスタッフもいて、怪我などにも応急処置を行ってくれる体制ができていました。
講習走行の内容
講習走行の内容としては、そこまで濃い内容では無いかと思いますが、たっぷり50分ほどとってあったと思うので、何も知識の無い私は非常に満足度の高い講習走行となりました。
走行会の内容
各クラス別に更に10名程度のグループに分けて、10分程度これからの実技講習の説明があり、その後は実際に走りながらの実技講習が40分ほどあったかと思います。
実技講習の内容は
- 2列での周回(4周ほど)
- ローテーション(数週)
- 高速走行でのローテーション
という具合で、ちょっとしたハンドサインや追い抜きするときのマナーなども学べます。
見よう見まねでやるのは難しいのですが、教えてもらうと自信をもってやれるようになるのが良いところかと思います。
ただし、停止や減速などクリテリウムではあまり関係無い部分については講習には出てきません。
走りながら会話や質問ができる
講習走行中は隣の人と話しながらや、スタッフの人に質問をするなど結構和やかでした。
「前の人の後輪に自分の前輪が接触して落車することがあると思うが、もし触れてしまったときはどうすれば良いのか?」と質問したところ、「触れた場合はほぼ落車するから触れないように走るのが大前提だけど、もし触れたら負けないように体重をかける」といった回答を貰えました。
「あとは、隣と接触した際にハンドル同士がロックしてしまう時があるが、接触しそうならお互いに肘を張って近付きすぎないようにする」なども教えてもらいました。
トレインでのローテーションは実際に前に出ると突然風当たりが強くなるので、トレイン未体験の私はかなり面白かったです。
この1回でどこまでのことを教えてもらいたいのかにもよりますが、料金、タイムスケジュールを考えると最適な時間配分と内容だと思いました。
レースを楽しむための注意点と危険
せっかく講習で学んだのに、私は尻込みして予選は本来の楽しみ方があまりできませんでした。
「レースで勝つのが目的じゃない」など考えている人で、「集団の後ろの方で走ろう」などと考えている人が居たらそれは多分勿体ないことになるのでポイントを押さえておいた方が良いと思います。
レースは1周目から始まっている
レースは1周目は先導車が走り、その先導を追い越すことはできません。そして2周目からローリングスタートとなりレースが開始されます。
・・・と聞いて「それじゃ1周目はゆっくり走るんだな~」と思った人は甘いです!というか私です。
最初の周回を終えてレースがスタートした最初の周で既に千切れ、その後はひたすら一人で走る厳しい展開。
初めて自転車で「口の中が血の味がする」経験をしました(笑)
レースに勝つ訳じゃなくても、最初の周回からポジションどりをしっかりして必ず集団の中に居るつもりで走る方が楽しめると思います。
落車に注意
落車が結構起こります。
全部で5件くらいは起こっていたかと思います。幸い後に引きずるような怪我をした人はいなかったみたいです。
私は運良く落車することも巻き込まれることも無かったですが、もし落車が起きたらを意識しておくのも大事だと思います。
コーナーではオーバースピードで外に膨らむ人も多く、コーナーを抜けても接触をして落車する人が多いと思います。
またシケインのようになっているところはライン取りが人によって違ったりするのでまっすぐ行けるところでも周りの動きには注意が必要だと思います。
解説が面白い
ここは特に必要ないかもしれませんが、ロードレースはチーム戦で駆け引きがあるんですが、そういった知識を多少なりとも入れておくと、オフィシャルがレース展開や考え方を実況説明してくれるので、駆け引きを想像して楽しむことができるかもしれません。
個人的には↓この辺の漫画の知識があると面白いと思いました。(というか私はこのくらいの知識しか無い)
次回開催は7月で2日開催?
最後はちゃんと表彰式があって、協賛のブリヂストン(アンカー)からタオルやタイヤと、EQAさんからはメンテナンス時に使用するエプロンのプレゼントがありました。
大会最後に浅田さんから次回大会についてお知らせがありました。
次回は7月だったかの開催で2日に渡ったイベントを検討しているそうです。
7月のイベントを想像するとワクワクしますよね。
私の周りには出る人はいなそうな気がしますが、前向きに参加を検討していきたいと思います。
迷って出るのをためらっている人がいたら、参考になれば嬉しいです。
終