Team Otushaのオリジナルサイクルジャージを発注してみた
私が入っているTeam OTUSHA(オチューシャ)というチームのオリジナルジャージを発注しました。
発注した業者さんは「DREAM-BROTHER本店」というところで、ネットではなかなか評判が良かったので決めました。
ジャージ制作におけるコンセプト
実はチームジャージと言いながら競技チームとしての意識は非常に低いので、統一したジャージが欲しい訳ではなかったりします。
そのため、「小ロット」での制作が大前提など色々条件がありました。
Team OTUSHAとは
私の入っているTeam OTUSHAですが、このチームは会社の元同僚がゆるくやっているチームで、結成後も走る回数より飲んでる回数の方が倍はあるという具合で、メンバーはCANYONに乗るセキドン以外は自分のロードバイクのメーカーがUCIでどのチームに採用されているかも知らないくらいです。
そんなチームのチームジャージなので、今回作ったのはチームの人達で統一したジャージを着たいからというのではなく、単純に私が自分でジャージを作ってみたいという願望があったからで、そのためにはチーム名が入っていた方が見た目にはそれっぽく見えるという理由から、他のメンバーには何も言わずに勝手にチーム名を使用してデザインしていった背景があります。
チーム名を使用するので、デザインが上がったら欲しがる可能性も考えつつ一応メンバーに「こんなので勝手にジャージ作っちゃうからね~」とLINEしたくらいな背景でした。
まぁ、OTUSHAって名前もメンバーがCANYONに乗ってるからKATUSHAパクるかってくらいの適当な扱いで、「お注射でしょ?キモいわ~、まぁ前のチーム名のチンコクサソウ(Tinkokk SAXO)よりマシかね」という理由で飲みの場で45秒くらいで決定して残り2時間くらいはただの飲み会になりました。
ジャージ制作におけるコンセプト
Team OTUSHAは時々しか活動しなかったり、そもそもレースに興味が無かったり山岳コースなどは私とセキドン以外はあまり行きたがらないし100kmなどという距離も走りたがらない軟弱チームですので、むしろ統一したデザインに見えない方が好ましいなどという通常とは逆方向な要望が強くありました。
- 知らない人が傍から見たら一瞬チームだとバレない
- チームのロゴは
決めるほどの思い入れが無いので制作の度に毎回変えてデザインの幅を広げたいので作らない - レースなどに殆ど出ないと思うのでなるべく本気っぽさがない
- 一人の時でも着れるし着たくなる
このようなコンセプトを叶えるには以下のような制作ポリシーを立てました。
- ベースとなるカラーと柄(テクスチャ)を人によって変える
- バラバラのデザインは大変なので、要素のレイアウトは統一
- 1着から制作可能で高価になるようなら諦める
- ジャージの質はフルジップであれば何でも良い
イメージとしては競輪選手のジャージみたいにシンプルだけど微妙に柄や色が違うというようにしたいと思いました。
業者選び
そんなワガママな要望に応えられる業者あるのかよ~・・・と思っていましたが、最初に頼もうと思っていたのは「オリジナル昇華プリントユニフォーム O.K.A.フットボール」という業者さんです。
とにかく料金が安く、過去のサンプルを見ても悪くは無さそうです。
ただ、ジャージはかなりゆったりしているシルエットっぽく、腹だけかなり成長している私達には助かるんですが最も腹の成長が著しいセキドンが「シルエットとか品質大丈夫?」とまさかのクレーム。
まぁ、無いだろうと思いつつ、他を探してみたところ出会ったのが「DREAM-BROTHER本店」さんでした。まぁ業者選びについてはかなり情報出てるので今更ですよね。
JAKROOとSanticのジャージで製造
ということで、このDREAM BROTHERさんはJAKROOというブランドで作られているので品質が良い・・・というのはすぐ出てくるのですが、そんなことより凄いのは、JAKROOだとトップだけでレーパンは付いてこないのに、実は特売ジャージの方は同じ価格でレーパンもセットで購入できる驚きのコストパフォーマンスが隠れてることなんですw
・・・オリジナルジャージが上下セットで11,800円で作れてしまうんです。5着以上作ると1着当たり9,700円!なんでみんなJAKROOの方で作るの?
※私は半袖にロングタイツが良かったので、長袖ロングの金額で12,500円でしたが。
この特売ジャージという言葉の印象が非常に悪いので、あまり頼む人が居ないのかもしれませんが、この特売ジャージに使われているメーカーが当Blogでも何度か書いている「Santic」なので、メーカー自体は個人的には全く問題無い印象です。
データ制作について
データ制作に関してはテンプレートをダウンロードして、そこに張り付けて行きます。
私はもともとデザイン経験があるので、IllustratorとPhotoshopを使って制作しました。DREAM-BROTHERさんはパワポはNGっぽいです。
デザインテンプレートについて
データ制作については最初はOKAフットボールさんに発注予定だったため、OKAフットボールさんのサイトからテンプレートをダウンロードして制作を進めていたので、それをDREAM-BROTHERさんのテンプレートに張り替えていきます。
DREAM-BROTHERさんのテンプレート
画面上部にあるテキストリンクでテンプレートをダウンロードできます。
WAVE ONEさんやバレットさんはテンプレートデータはWAVE ONEさんの著作物にあたり、他の業者への発注にしようすることを認めていない類の記載がサイトにあります。恐らくパールイズミさんなどもどこかに記載があると思うので、ダウンロードしたテンプレートデータは他のところでは使わないようにした方が良いかと思います。
デザインは、ネットで素材を拾ってきて組み合わせて手抜きで作る!
実はかなり手抜きで作ってまして、デザインは殆どしておらず、最初っから柄で誤魔化すつもりで制作しています。
freepikから今回使わせてもらったテクスチャ
人気が出てしまったのかプレミアム化して有料になってしまいましたが、freepikという無料素材サイトが模様を色々ダウンロードできます。
好きな模様をダウンロードして生地のベースの柄に設定。幾何学などで検索すると見つけやすいです。実はもう次に作りたい柄が決まっていたりして・・・
続いてはチーム名やスポンサード表示といったテキスト部分を配置していきます。
ちなみに、チーム名などに関しても、フリーフォントを探してきてただ打っている打ち文字ですので何もデザインしていません。この辺もフリーフォントをダウンロードしてくると簡単で何となくそれっぽい物になるかと思います。
音楽アーティスト、バンドのロゴをパロディするフリーフォント20個まとめ
ACDCとかEvanescentとかアツくないですか?(笑)
band on the run () – Abstract Fonts
今回はこの中からいただきました。
gau+ | ガウプラ
スポンサード関係はこちらからいただいています
ほんと、適当に配置しただけ
ということで出来上がったデザインデータがこちらです。今回頼んでみて分かったのが、データ的にはこんなにしっかり作らなくて大丈夫そうでした。DREAM-BROTHERさんは仕事早いし融通利かして調整してくれるっぽかったです。
左肩にスポンサーロゴを入れまくったんですが、freepikは無料でも使う場合は確かサイトの表記を入れないと行けなかったと思うので、折角なのでスポンサー名っぽく使わせてもらいましたw
ベースのカラーは1枚で作成しグラデを掛けマスクをかけ、その上に柄をオーバーレイして表示していてます。
まぁこういった作りですので柄を変えたくなったらfreepikから素材をダウンロードしてきてコピペ、カラーを変えたくなったらカラーのレイヤーを1枚作るといういかに効率良く手抜きをするかということを頑張りましたw
テクスチャを変えるとイメージがガラッと変わるんですが、植物や動物、その他のピクトっぽいのも面白い物になりそうだな~なんて(笑)
デザイン見本が素晴らしい
こうして出来上がったデータを入稿時はイラレのデータと生地のベースの画像を別々に送るようにしました。ちなみに、FireStrorageで送ったら何の問題もなく対応頂けました。
デザイン時のデータですが、キチンと枠に合わせて作るのではなく作ったデータを元に向こうのデザイナーさんが作り直してくれる感じです。
柄の大きさなどは伝わりにくいと思うので、大きさについてなどは何か具体的な指示が出せると良いかも知れないと思います。
データを送ると受領した旨、連絡がきましたが、その翌日に何と簡易3Dでデザインの仕上がり見本を送ってくれました。
ここで細かい修正指示を出せるのですが、ほぼこっちが作ったデータ通りだったので「前面のプリントも横から見た時に見えてるよね?」といったことや「ロゴがジッパーにかかるように調整してください」といったことを送ると、また翌日修正データが上がってきてキッチリ指示通りになっていることを確認できました。
・・・凄いです。
修正指示は回数が決まっているようなので、私の時は3回でしたがサイトで回数を確認してからできるだけ具体的な修正指示をかけるようにした方が良いと思います。
完全に注文した後にも1度、模様が薄すぎて見えないかも知れないよ?と実際のプリントした生地を写真に撮って送ってくれるという対応もしてくれてかなり丁寧でした。。
出来上がりが楽しみ
修正が無くなったら支払をして、「製造に入ってください」とご連絡。
支払いはサイトのECシステムを使って支払います。金額は100円単価で11,800円なら118個で購入します。
メールをしたら翌日には確認したので進める連絡が入りました。
後は待つだけですね。
まだ届いていないので何とも言えないですが、この手の商売はだいたいは中国の方がやっているっぽくパチモンや詐欺の印象が強い中国ですが、非常に対応は良くこちらのワガママも常識の範囲で受けてくれます。
裏ではとんでもない手抜きをしている可能性ももちろんありますが、ここ数年では日本人向けに商売をしている人はむしろ日本人より心地よく丁寧な対応になっていて、自分の偏見も改めないとなという気持ちになります。
早く上がってこないか!続報あったらまた記事にしたいと思います。
終