エンド金具が要らない輪行バッグ タイオガ H-PODで輪行時でも荷物を少なく

アクセサリ輪行

走る距離がだんだんと長くなっていき、経験が増えてきたのか持っていく荷物がだいぶ厳選されていくようになってきました。

今でも誰かとロングライドする時などは大きなバッグを背負っていったりしますが、周りの仲間も装備や経験が整ってきて私が何かを余計に持っていく必要も無くなってきたこともあります。

そうなると、本当に小物を1つ持つかどうかの部分で邪魔になったりならなかったりして、ゼリー系補給食は持たないし私の大好きなカロリーメイト(フルーツ味)もたまに持つのを迷うくらいでした。

そんな中、ずっと邪魔だと思ってたのが輪行バッグ。その不満を解消するために新しく輪行バッグを購入しました。

タイオガ H-PODはエンド金具が要らない輪行バッグ

一人でロングライドをしに行く時、特に行ったことが無いところは不安があり、念のため輪行バッグを持っていくことがあります。

いままで使ってた輪行バッグは結構大きいタイオガ ロードポッド

まぁこれが意外に邪魔でちょっとしたことですけど凄くストレスに感じて、だいたい輪行バッグを使うほどのトラブルは起こらないので毎回持っていくのが嫌になる自分にとっては非常に印象の悪いアイテムなんですよ。

私はもともと輪行バッグには、タイオガのロードポッドという商品を使っていましたがかなり不満がありました。前述したところが大きいですが、まずは何が不満だったのかを整理してみました。

ロードポッドの不満なところ

タイオガ ロードポッドとエンド金具

参考:今まで使っていたタイオガ ロードポッド

  1. 収納袋にしまった時がでかい
  2. エンド金具が必要
  3. 重い(395g)

簡単に言うとこんな感じです。

他の輪行バッグと比べてデカいってほどでもないんですが、ボトルケージにはさすのは少ししんどくてジャージのポケットには勿論入りません。

そして結構重いので、リュックを持って行ったとしてもこいつを入れるだけで結構な重さになって肩が凝るんです。

仕方なくサドルバッグにくくりつけたりするんですが、ナイロン素材なので滑って安定しないしペダリング時に太腿に当たって気になる。

そして縦置きなのでエンド金具が必要。・・・エンド金具は輪行バッグの中に入れることはできず、フレームに固定するとフレームと干渉して傷をつけてしまうので、これもバッグか背中のポケットに入れていました。

ちなみに、エンド金具は上の写真の物ではなくて、オーストリッチの最もメジャーと思われる金物(アルミ?)のタイプを使っていましたが、使い方が下手糞なのでエンド金具を使っていてもディレイラーが地面に着いてしまっている時があり、ハンガーが曲がっていないかと非常にヒヤヒヤして、ストレスが半端なかったです。

輪行スキルが低いこともありますが、ハンガーをいくつもダメにして輪行スキルを上げていくなんて、ちょっと私には現実的ではなかったというところです。

タイオガ H-PODで解消できたのか?

ロードポッドの不満なところをH-PODでは解消できたのか。

コンパクトな輪講袋 タイオガ H-POD

・・・ズバリ、全てにおいて解決しました。

参考:今回買ったH-POD

  1. 収納袋に入れるとコンパクト
  2. エンド金具不要
  3. 軽い(210g)

ロードポッドと比較すると全てにおいて上回っています。

シートチューブのボトルケージに輪行袋を挿したところ

手のひらに収まるサイズで、流石にポケットには入れてませんが問題無く入る大きさでボトルケージには落ちるのが心配なくらいスルッと余裕で入ります。

そして軽い。

ちゃんPのオーストリッチ縦置きリンコウバッグと比較。

H-PODのHはホリゾンタル(水平)の意味で自転車を逆さにしてサドルとハンドルで立つのでエンド金具が要りません。エンド金具が必要ないので背中のポケットに少し余裕が出来て、その分補給食を入れる余裕ができます。

写真は、ちゃんPのオーストリッチ縦置き輪行バッグと並べたところ。縦置きの方が当然ですが横幅が狭いので電車の中では起きやすいです。

逆さにするので、サイコンやライトを外さないといけないんですが、まぁ私はもともとコンビニに入る時ですらサイコンとライトを外すので全然良いかなと。

使い勝手にはだいぶ気を使ってあるっぽい

細かいことですが、H-PODは収納袋が輪行バッグに縫い付けてあります。なので袋を紛失する心配がありません。

H-PODは輪行バッグに収納袋が縫い付けてあり取れなくなっている

ちょっとしたことですけど、だいたい輪行ってのは急いでやろうとしてるので無くしやすいので非常に良いと思います。

モンベルリンコウバッグとの比較

小型でエンド金具が必要ないリンコウバッグと言えば、たぶんモンベルのコンパクトリンコウバッグにぶつかるかと思います。

このバッグはOtushaの面子も使っていて袋が箱型になり、サドルバッグに引っ掛けやすいなどの利便性がありました。

赤で囲ってある部分がコンパクトイrンコウバッグ

corratec DOLOMITIカッコイイですよね。2017年モデルはイラストが入っていてそっちもかなりカッコ良かったです・・・というのは置いておいて、写真が逆側からなのでちょっと分かりにくいですが、赤線で囲ってあるのがモンベルのコンパクトリンコウバッグです。H-PODより若干コンパクトに見えました。

コンパクトリンコウバッグとの比較とH-PODを選んだ理由

何でH-PODを選んだのかと言うと、、、特にあんまり理由がありません。タイオガが好きだから?あと色が良かったから?というとこですかね。

たたんだ時のコンパクトさで行ったら、恐らくモンベルの方が小さいかと思います。

H-POD コンパクトリンコウバッグ
収納サイズ φ75×150mm(直径75mm×150mm) 6.5×17.5×6.5cm
本体サイズ L1,300mm×H1,000mm 100×140cm
重量 210g 297g
カラー ブラック、カーキ、レッド グラファイト
素材 40デニール ナイロン 40デニール・ナイロン・タフタ

数値で見るとH-PODが意外に良いなぁ。カラー展開は好みですが、ブラック以外を選んでおくと、輪行時に友達と誰のか分からなくなるなんてのは防ぎやすいかと思います。

輪行バッグとしての使いやすさ

私は輪行自体はたぶん数えるほどで6回くらいかな?それくらいしか経験がありません。

対して、コンパクトリンコウバッグを使ってるウチの面子は結構な回数を輪行しているようです。しかし、輪行する時も解除する時もそんなに時間に差を付けられず大差なく作業が完了したので使い勝手の違いはあまり無いかと思います。15分くらいで完了しました。

H-PODとコンパクトリンコウバッグには大きな違いがあって、どちらも巾着袋のように紐で縛り上げて蓋をする袋なのですがH-PODは自転車に対して上から被せることも、下から引っ張り上げることもでき2通りのしまい方ができます

モンベル コンパクトリンコウバッグは底に穴が開いた状態になる

それに対しコンパクトリンコウバッグは、上から被せる方法しか対応していません

コンパクトリンコウバッグのレビューを見ると中に物を入れていた物が移動中に無くしたなどを見かけますが、H-PODの場合はこういったことを防ぐことができるかと思います。

この点はH-PODが俄然便利かと思います。

携帯のしやすさ

コンパクトリンコウバッグは、収納袋が直方体で、重心の位置が横向きにした時に安定してそうなところが何かに引っかけやすく魅力的です。

また収納袋も紐で縛るのではなく、ジッパーで閉じるのもホイールに巻き込む心配が少なくて良いかと思います。

ウチの面子はサドルバッグに付けていて割と安定しているように見えました。縦型に収納されて紐が余ってる状態だとなかなかこうはならないかと思います。

ちなみに、前に使っていた縦型に収納するロードポッドですがサドルバッグとサドルのレールに工夫して2点式で固定して安定していたので、まぁだいたいどれも工夫次第で何とかなるのかもしれません。

丈夫さ

H-PODもコンパクトリンコウバッグもどちらも40デニールという薄いナイロンを使っていて、そのおかげでコンパクト且つ軽量なんですが、一般的な70デニールの輪行バッグに比べると生地が弱いと言われています。

・・・が、15kgぐらいまでの自転車なら輪行出来るようなので、そんな弱いって感じるようなことは無かったです。尖った物でこすったりしたら破けると思いますが、普通に使ってる分では強度に全く問題は無いように感じました。

むしろ、70デニールは引っ張っても全く破けそうな心配が無い強度で、自分にとっては必要以上に強すぎな気がしました。

説明書の分かりやすさ

毎度説明書って風が強いと飛ばされそうになったり、輪行解除後に収納袋にしまい忘れてて邪魔だな~と思うことが多いんですけど、輪行する時には毎回毎回「あれ?袋の前後の向きはどっちだっけ?」といった感じに邪魔なのに毎回なんだかんだで使っている存在です。

それが、コンパクトリンコウバッグの場合、輪行バッグ自体に説明書がプリントされているので非常に便利です。

オーストリッチもサドルを置く位置などが輪行バッグ自体に書いてあって便利なんですが、この辺はいい加減にタイオガも見習って欲しいです。まぁこれをすると原価が上がってしまうのかもですけど。

どっちが良いか

個人的にはH-PODです。

モンベルが下からも使えるのであればどっちでも良いと思いますが、自転車グッズは物を無くした時に結構なダメージを受けるのでその被害が起きにくいのは良いかなと思います。

縦置きか横置きか

縦置き横置きでは圧倒的に横置きの方が利便性が高い気がします。あと、気になるところは電車の中でどちらが使いやすいかですよね。

一般の電車と特急の両方で使ってみましたが、特急席の一番後ろのスペースに置いた場合、横置きの場合は通路へ少しはみ出ます。15cmくらいかな?フレームサイズによっても多少変わると思います。

ひょっとしたら邪魔に思う人が居て何かしらひと悶着ある可能性は否定できないかと思います。まぁ縦置きの場合でもトラブルは考えられますが、少しでもそういうリスクを減らしたい人は縦置きを選ぶというのも良いかと思います。

ぶりおにーる的オススメ輪行バッグ

1位:タイオガ H-POD

そりゃそうだと。

ホント、使い勝手凄く良いです。輪行袋が嫌いで輪行嫌いでしたけど、今は気持ち的にかなり抵抗なくなりました。これ、ホント道具のおかげです。

2位:タイオガ V-POD & タイオガ リアエンドホルダー

H-PODでタイオガへの信頼がかなり強くなりまして・・・w
参考:タイオガ V-POD

もし縦置きが必要になったら、V-PODを買おうかと思います。実際に使ったことはないのでオススメって訳じゃないですけど、H-PODの信頼感は凄いです。

恐らくH-PODと同じコンセプトで作られた40デニールの小型縦置き輪行バッグ。VはバーチカルのVで縦という意味だそうです。

またエンド金具もタイオガをお勧めします。私は買ったんですが、今はちゃんPが使ってましてオーストリッチのステンレスのより簡単に固定ができます。ちょっとかさばりますが初心者向けだと思います。

フロントフォークのホルダーは持っていかなくなっちゃってたんで個人的には要らないかなと思ってます。

 

いや~、ホントに遠出したいですね~(笑)