文句なし!帯型ポンプから電動ポンプ CYCPLUS AS2 Proへスライドします[PR]

2024/10/16アクセサリ,ビギナー,ロングライド修理,初心者,快適

既に一般的に定着しつつある電動携帯ポンプですが、この度提供頂いたので私目線でのレビューを紹介します。

結論から言うと、良いことばかり書くと信頼がないように見えるので、1つでも良いから改善点や不満を揚げたかったのだが、、、ということを伝えておきます。

そもそもCYCPLUS AS2 Proとは?

まだスポーツバイク歴が浅い人の為に説明すると、クロスバイクやロードバイクはパンクをした際に自分で処置をするのですが、その際に空気入れ(ポンプ)を使用します。当然、家で使うような大きなポンプを持って出かける訳にはいかないので携行を前提とした小型軽量のポンプがあります。

携帯ポンプの種類は大きく分類すると、手で押し引きしていれるハンドポンプと、使い切りボンベを使うCO2インフレーターの2種類が主流でしたが、ここ数年で充電タイプの電動型ポンプが市場に出てくるようになりました。その電動型ポンプで現在最もメジャーな商品の1つがCYCPLUS AS2シリーズです。

携帯ポンプに求められるスペック

携帯ポンプには以下のような視点が求められます。

  • 携行性
    サイズ、受領、携行方法、外観の組み合わせで、そもそも携行するのに大きすぎないか、サドルバッグに入るか、その他車体への固定などほ携行方法はあるか、重すぎないか、バイクの外観を邪魔しないかなど様々なニーズがあります。
  • 利便性
    本来の空気を入れる用途は果たせるか。高圧にも対応できるか。ポンピングの回数は多すぎず使用にあたって肉体的な疲労は常識的な範囲か、といったニーズがあります。
  • 汎用性
    様々なバルブに対応できるか、CO2ボンベは使えるかといったニーズがあります。

これらの視点から、競技志向の強いライダーは重量が軽いCO2ボンベをサドルに固定するなどが多く、ブルベなどのロングライド志向のライダーはトラブルに強い手動ポンプタイプを好む傾向が見られます。

自転車は、ただ機能だけではなくスマートさを求めるライダーも多いことから、携帯ポンプ1つにしても決定版というものがなかなかない状況でした。

しかし、現時点でCYCPLUS AS2 Proは、ジャンルをまたいでかなり多くのニーズに応えられる決定版に近い存在だと感じます。

CYCPLUS ラインアップ

CYCPLUS AS2は、AS2、AS2 Pro、AS2 Pro Maxという3つのラインアップがありグレードが上がっていきます。

グレードの違いは、公式サイトを見るとスペック表がありますが、個人的に気になる項目をピックアップしてリストにしてみると↓のような感じです。

AS2 AS2 Pro AS2 Pro Max
サイズ 小さい
46.5 x 28 x 65 mm
小さい
49 x 28 x 70 mm
やや大きい
60 x 32 x 81 mm
最大気圧 100 psi 120 psi 120psi
空気圧計 無し 液晶パネル 液晶パネル
使用回数目安 80psi で 2回利用可能 110psi で 2回利用可能 120psi で 4回利用可能
充電時間 20分 30分 1時間

対応可能な最大空気圧が無印のAS2は100psiと小さいですが、今はタイヤが太くなってきているので100psi入れば十分かなとは思います。念のため表に記載しています。

そうすると実質は最大気圧を除いた4つの項目で自分に合うものをチョイスする感じですが、サイズは無印とProはほぼ変わらないのに対してMaxは縦横が1cm以上大きいので、気になる人は気になる違いだと思います。ただし、その分、4回も使用可能という大きなアドバンテージがあります。自転車には「パンクの神」という神様が存在するくらい、1度パンクをすると立て続けにパンクの機会に見舞われるジンクスがあるため、利用回数が多いのは非常に魅力的です。

現在は、モバイルバッテリーを持ち歩いている人も多いため、Proも30分で充電ができると考えれば、この辺りはライダーのスタイルによって選択の幅があると感じます。

無印は空気圧系がついていないため、その点はPro以上の2機種から大きくマイナスだと感じます。液晶に表示される情報は少ない物の非常に有用で分かりやすいためです。

ということで、個人的には無印は自分のスタイルが完全に確立していて無駄を省ける経験豊富なライダー向け、ProかPro Maxは汎用性があり幅広い多くのライダー向けと感じました。

そのあたりも意識しながら、続きを読んでいただければと思います。

CYCPLUS AS2 Pro 商品概要

前置きが長くなりましたが、ここからは商品を実際に使用して分かったことをご紹介していきます。

内容物

まずは開封の儀ということで、

パッケージ自体はシンプルで、ネットで見る限りはCYCPLUSの商品はどれも同じようなデザインになっているようです。

内容物は、Pro以上はホースやカバー、防水バッグが付属、ゴムパッキン部分は予備が付属してするなど追加で何かを買う必要は無さそうです。

ボール用ノズルは子供の頃以来で久しぶりに見ました。

商品外観

商品外観はこんな感じ。

写真を撮っては見たものの、特にこれと言って気づきはなかったので記録用として掲載します。

インターフェース部分

続いてインターフェース部分です。

インターフェースは液晶パネルと3つのボタンが本体背面にまとめられています。

液晶モニタには数字(7セグ表示)、3段階でのバッテリ残量表示、空気圧の単位であるBarとpsiの表示があります。

3つのボタンはそれぞれ、電源、+、-となっており、電源ON/OFFと空気圧の設定を行います。

事前準備

事前準備ですが、ホースの使用有無と空気を入れるバルブが仏式か米式かで違ってきます。

ホースを使わない場合

ホースを使わない場合は、直接本体の注入口をバルブに押し付けます。

  • 仏式バルブの場合:ノズルピン不要、密封シールは本体側が凹になるように取り付け。
  • 米式バルブの場合:ノズルピン必要、密封シールは本体側が凸になるように取り付け。

ただし、100psi以上を設定した場合は空気漏れの可能性が高いらしく、ホースを利用しなければならないそうです。

ホースを使う場合

ホースを使う場合は本体側のノズルピンなどの設定は特に関係ないそうです。

  • 仏式バルブの場合:ホースにプレスタアダプタを装着して使用。

  • 米式バルブの場合:ホースにプレスタアダプタを未装着で使用。

となります。

実際の携行イメージ

最近のロードバイクは100psi(約6.9bar)の空気圧まで入れることが少なくなってきていると思うのですが、それでも体重の関係で100psi以上入れる場合もあると思います。

そうすると、実際はホースを持ち歩くことが前提とした方が良いかと思います。ホースなしで密封シールの向きやノズルピンの有無を忘れてしまうことがあると思うので、基本的にホースありでの運用を考えマウンテンバイクのような明らかに空気圧が100psiよりも低いバイクの場合は本体から直に使ったりという使い分けをするなどが楽だと思います。

また、ホースのプレスタアダプターの着脱は簡単なので、マウンテンバイクで必要になった際もホース側をいじるのは苦にならないはずです。

なので、開封後は、ボール用ノズル、予備の密封シール、ゴムリング、ノズルピンはしまってしまって、ホースにプレスタアダプターを装着し本体と一緒に防水バッグに入れてしまうのが良いと感じます。

サドルバッグへの収納例

私は恐らく心配性の方だと思うですが、サドルバッグが割と大きな物を使っていたり予備チューブは2本持っていたりと心配性の影響が装備にも出ているかと思います。

良く使う2台のバイクは、持ち物を絞りに絞った小さいバッグと少し余裕を持たせた中くらいのサイズの2種類の物を使っています。

小さい方のサドルバッグの収納イメージ

だいぶパンパンですが、まだ薄い物であれば入れられそうな感じ。チューブ2本入れている時点でかなり安心感はあると思います。

やや大きいサドルバッグへの収納イメージ

やや大きいサドルバッグの方は、まだ余裕がある状態で、AS2 Proを入れたからといって使い勝手に影響がでるといったことは無さそうでした。

実際に空気を入れてみる

本当に前置きが長かったですが、やっと実際の使用についてです。(結構レビューがたくさん書かれているので、書かれていないところに触れたら長くなりました・・・)

これはもう色んな方が紹介されていますが、非常に使いやすいです。強いて言えば、音がする・・・ということくらいだと思います。音は結構大きいですが、すぐ停止することができるので家で実験しても問題ないと思います。どちらかというと音の大きさより驚いたのは音の種類の方で、シューッという音を想像していたのにマッサージ器を床に置いて起動したようなドドドドドという断続音がしたことが想像と違ってびっくりしました。

使い方はホースを装着し、根本部分(プレスタアダプタではなくホース側)を回すことでネジの原理で入っていきます。ある程度回すとだんだんと抵抗を感じるので、あまり力を入れすぎない程度にこれ以上回らないところまで回します。

電源ボタンを長押しして電源を入れた後、+と-ボタンで目標の空気圧を設定します。私は95psiに設定しました。表示が0に戻ったら再度電源ボタンを短く押すと前述のとおりドドドドドという割と大きめな音とともに空気が入り始めます。

空気圧を95psiに設定した例

空気が入り始めると液晶の数字がリニアに増えていきます。電源ボタンを再度押すと空気の注入を一時停止することができます。

空気が減っていたので適正空気圧まで補充する

ちょうどタイヤの空気が抜けていたので既定の空気圧まで入れて見たのですが、CO2ボンベの場合は一気にタイヤが膨らんでいきあっという間にパンパンに張り詰めた状態になるのですが、この電動ポンプは気づいたらタイヤが固くなっていく今までなかった不思議な感じがあります。

指定した空気圧まで空気が入ると注入が止まるので、電源ボタンを長押しし電源を切ってホースを抜きます。

パンク修理に使用する

やっぱり携帯ポンプの一番の使用シーンといえば、パンク時だと思います。ということで、パンク時にチューブ交換を想定して使ってみました。

一度、ホイールからタイヤを外しチューブを引き抜きます。チューブを手で押してなるべく空気を押し出してからタイヤにセットしていきます。

私は手動でも空気が入れられCO2ボンベも使えるというハイブリット型の携帯ポンプを使っているのですが、これの良いところはパンク修理の際に少しだけチューブに空気を入れるという使い方がしやすいためです。

パンク修理時のチューブのセットは空気を入れずにタイヤにセットするとタイヤ内でチューブがねじれたり偏ったりして、ホイールにタイヤをセットするのが難しかったり空気を入れると中で詰まってパンクしたり均一に円形にならなかったりと様々なトラブルが生まれます。そのため、ある程度空気を入れてホイールに沿わせてはめていき、はまったらそのあと本格的に空気を入れるという使い方をします。この最初の空気を少し入れるというのがハンドポンプはやりやすくて良いのです。

この使い方は今までのCO2インフレーターとハンドポンプを比較するとどうしてもハンドポンプに分がありました。しかし、このCYCPLUS AS2 Proは、少しだけ空気を入れるという行為が容易にできます。この点で非常に使いかっての良さを感じました。

本当に連続したパンクに見舞われたら?

パンク修理後にまたパンクをした場合などを想定して、バッテリが切れるまで繰り返してみました。

ホイールにはわせるために10psiを入れ、その後空気を抜いて95psiまで入れる作業を2回やってみたところ、3回目は82psiまで入れることが出来ました。

 

公式には120psiであれば2回まで使用可能と書いてましたので、2回までは問題無くパンクの対応が可能だと思います。25cのタイヤですが、私の使い方では3回目まで対応が出来ました。82psiでは適正の空気圧よりは低いですが、どこかの自転車屋や駅などのエスケープポイントまでは行ける確率がかなり上がると思いますし、前述のとおりモバイルバッテリがあれば走行中に充電してまた使えるようになります。ポンプとしての機能は十二分に備えていると感じました。

携帯ポンプから切り替えはあるか?

では、実際に私が携帯ポンプに切り替えるか否か・・・という視点でいうとどうかですが、切り替えてみようと思います。

今まで使用していた携帯ポンプの使い方に不満があったかというと、正直なかったです。

前述したとおり、今使っている携帯ポンプは手動でもCO2ボンベでも使えるハイブリットタイプです。CO2ボンベを携帯すると少しかさばるのですが、わざわざ専用ブラケットまで買って振動が起きてもフレームに干渉しないような取付位置を決めるなど、色々検討し幾つか試した結果での自分なりに納得のいく着地点でした。ですので、ここをいじるつもりはさらさら無かった訳です。

しかし、この使い方に行き着いた経緯を振り返ってみると、CO2ボンベの利便性を捨てられない代わりにポンプのサイズはやや大きめになり、サドルバッグにポンプとCO2ボンベを入れるにはスペースが足りずに困難だったためフレームに固定していました。

シートチューブに固定された携帯ポンプとCO2ボンベ

フレームへの固定は「乗っている感」がしていて嫌いではなかったですが、フレームにこれらのものが固定されているとごちゃついたい印象になるのは確かですし、何かの拍子にフレームに当たって傷つけるといった心配があるにはありました。

CYCPLUS AS2 Proがもっと大きくかさばるのであれば「良い商品だけど現状のツールの方が使いやすいから見送り」となっていたと思いますが、サドルバッグにも収まってしまう小型というのは良いですね。

1日がかりのロングライドの場合はモバイルバッテリーも携帯しているので、使用回数にも不安はありませんし。

使用イメージ

ちなみに、私は基本的に装備についてはライドに合わせて何パターンか決めていて、

  1. 不安のないルート時の軽量装備
    普段のライドから何度か走ったことがある200kmくらいまで。まず輪行はしないだろう。もしくは何かあっても速めにエスケープできそうな市街地を走行。
  2. 帰りが不安なロングライド装備
    あんまり慣れていないところへのロングライドで輪行も視野に入れている時。または郊外で自転車屋にエスケープできないルート。
  3. 距離は短くても幅広く対応可能な装備
    妻や友人とのライドで自分以外のサポートも考慮している場合。
  4. トラブル前提の重装備
    300km以上のブルベなど、トラブル前提や防寒対策などをしている場合。

といった感じです。

1.不安のないルートの際の軽量装備

普段のライドや土地勘のあるルートの場合は正直ポンプは持ってさえいれば何でも良い感じがありますので、AS2 Proがあれば全く問題ないと思います。

2.帰りが不安なロングライド装備

あんまり慣れてない場所へのロングライドは、深夜になることもあるかもしれないので、肉体的疲労の際にはCO2、パンクの対応の失敗など予期せぬ不運に襲われた際などのために保険として手動のポンプということを思っていました。

それでいうと、AS2 Proであればどちらの対応も可能なので特に問題はないと感じます。この場合はモバイルバッテリを持ち歩いている可能性が高いので、より安心ではあります。

3.距離は短くても幅広く対応可能な装備

妻や知大など誰かと一緒の場合は、自分の装備自体もグループ内でのストレージの役割になるので、いろんな状況に対応できるように考えていて、特に自転車歴が浅い友人と走る時は時々トルクレンチなどの工具をもって走ったりもしてました。そういう意味でポンプ選びも汎用性の高さで選ぶ必要があると感じていました。(結構あるのはバルブが特殊な場合が多い)

それでいうと、AS2 Proはホースを携行していればかなりのシーンで対応可能と感じます。モバイルバッテリーを持っていれば、複数人がパンクのトラブルに見舞われても対応できそうです。

4.トラブル前提の重装備

やっぱりこのパターンですよね。ブルベのような特に1泊を伴うロングライドの場合です。

パンクの場合はどこかで予備のチューブを買うために自転車屋に寄るなどあると思うのですが、電動ポンプはCO2ボンベと違って購入して補充ということができないので使用回数の少なさが個人的には懸念点でした。しかし、AS2 Proは30分で充電が完了するので、ここは心配の材料にならないと感じました。バッテリ容量は420mAhなので、モバイルバッテリの容量不足もあまり考えなくて大丈夫そうな点でも運用に問題ないと感じます。

また、CO2ボンベは空気を入れた後、抜けるのが早いという致命的な欠陥がありますが、AS2 Proはそれがありません。なので、その点においてもブルベでも優位性があると感じます。

おすすめしたい人

男性ももちろんおすすめしたいですが、予算が許すのであればという感じですよね。必要かどうかはパンク修理などの面倒臭さをどのくらい感じているかというところによって変わるかと思います。おしゃれなアイウェアを買うか、このポンプを買うか、どっちが満足度高いかは人によって違うと思うので。

でも、女性にはおすすめしたいです。

女性はフロアポンプでさえ体重をうまく乗せられず腕が疲れたり、当然手動のポンプだと更に肉体疲労が進んで希望の空気圧まで注入できなかったりということがあると思います。それがCYCPLUS AS2 Proであればかなり解決すると思います。

公式サイトから購入(5%オフ)
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AS2 Proの商品ページ
CYCPLUS 公式商品サイト ASシリーズ

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CYCPLUSという会社について

公式サイトを見ただけですが、CYCPLUSは中国の電子科学技術大学の90年以降の卒業生たちによって作られた企業だそうです。

個人的に今回の商品を通じて感じることは、今回の商品の付属品のようにユーザーのニーズに過不足なく網羅されており、またこちらの商品(https://www.cycplus.com/ja/products/z7-indoor-bike-phone-holder)は実際にインドアサイクリングの際にあると良いなを形にした自転車愛好家が自転車事業を始めたかのようなニーズに合った商品展開をされていると感じています。

 

商品提供:CYCPLUS