ロードバイク初心者を引き込む時の注意すべきこと
当たり前だって思う人も多いと思うんですが、初心者と走るときは距離を相当短く設定する必要があるなど、色んな注意点があります。
今日は実際にあった私の失敗談を紹介します。
会社の後輩だったT君がツーリングに行った後から音信不通になった
会社内でロードバイクが流行りだし(私が何名かに無理やりに買わせたとも言う)、いつも休み時間などは自転車の話をしていました。
ある時、私が何日か休みを取り2泊3日で今の妻と千葉に自転車旅行に行ったことがあり、そのことに憧れたとかで自転車をT君も買って同じことがしたいと言ってきました。
その後、私は転職をし会社は変わったものの、引き続き話を聞きつづけ半年ほど悩んだり貯金したりでようやっと自転車を購入。
納車後にワイズロードめぐりなどをした1か月ほど後、会社の仲間たちとツーリングへ行くことに。
その道中がきつかったのか何なのかLINEのグループに今でもT君は存在はするものの音信不通に・・・
T君が買った自転車。サイズが2サイズ展開しかなかったと思う。確か小さいサイズの方を購入したような。
少し乗らせてもらった感じは私の方が身長があったのもあるけど、少し小さめに感じるも楽に乗れていじって行くのが楽しそうな自転車だと感じました。
ロングライドにおける問題点
- 納車後、1カ月で往復60㎞はまだ早かった
- 肉体的なステータス(スポーツ歴や現状の体力)を把握しておくべきだった
- 性格をもっと考慮するべきだった
- バイクのセッティング(ポジション)をもう少ししっかりしておくべきだった
- 楽な乗り方をもっとしっかり教えておくべきだった
今でこそ60㎞は短いと感じますが、私もクロスバイク購入当時は20㎞、30㎞、60㎞と距離を伸ばして行ったかと思います。また距離だけでなく時間も重要かと思います。
水分やエネルギー補給についてなどの自己分析をある程度の経験で学ぶことが必要かと思いました。
また、これは後で書くことにも関係することですが、どのくらい走れるようになりたいかなど自転車に対する意欲や、過去にスポーツ経験はあるかなど疲労に対する耐性などを知っておくのは重要だと思いました。
そういった経験が少ない人には、サドルのセッティングなどで乗り心地や疲労感が変わってくることをある程度教え込み、苦痛があっても解決するための選択肢を与えるなどしておけば良かったと思いました。
自転車というスポーツへの向き不向き
もうひとつ、少しレイヤー違いで向き不向きも考えてみて良いかと思いました。
- 走ることへの興味
- 自転車のメカに対する興味
- 公道における交通ルールの理解
- 幼少時のバイクコントロール経験
この辺りを気を付けられていたら・・・と思います。
自転車の何に興味があるかでだいぶ変わってくるところがあります。
また、車やバイクに乗っているかなどの情報があると交通ルールやある程度、公道でのルールに理解があると言うことも分かります。
理解がない上でいきなりの公道デビューは人によっては難しいかもしれません。
また、幼少時にどのくらい自転車に乗っていたかが分かると、歩道に乗り上げる際の段差による落車は避けやすくなると思います。
T君は嫁さんにも自転車を買ったのですが、私が口を酸っぱくしていっていた「デュアルレバーは必須」と言うところを無視して(意識せず)、ダウンチューブにシフトレバーが付いているクロモリロードを購入し、案の定片手運転が怖くてシフト変更ができず全く乗っていないという状態だったそうです。
こういった部分についても、ただ走ること以外での素養はあるかと思います。
自転車乗りの感覚はズレている
重要なのは、当たり前ですがかなり控えめなメニューでというところです。
みんなで走る予定があるから連れてくか、ではなくまだ慣れてないから別日にするくらいのつもりで良い気がします。
まぁそこまでして引き込む義理も無いし、ろんぐらいだぁすなど読んでても色んなところに連れてってハマってく人も居ると思うので一概に言えないですけど。
やっぱり「自転車乗りの感覚はズレていることを自覚する」ということですかね。
いずれにしても、自転車がやりたいという人が居たら、自分から自転車選びについてあれだこれだ聞いて来たり調べたりするような人の方が最初の一歩目はクリアしやすいということで、相談に乗る側の責任としてその後のことを少し意識した方が良いかもしれないという反省した次第です。
終