ロードバイクの『ビンディングデビュー!』で気をつけたこと
ビンディングシューズを買ってずっとローラー台でだけ試していた状態でしたが、ついに先日 荒川CRにてビンディングデビューしました!(Pちゃんが)
家から荒川CRまではスニーカーで行き、履き替えました。
最初に注意点を教えた後はゆっくり走りながら外し方などをレクチャー。
途中1ヵ所ヒヤッとする場面がありましたが、1度も立ちゴケすることなく帰ってくることができました。
ちなみに、買ったのはSHIMANOのRP3というシューズの限定カラーのものです。赤が良い色でエナメル素材のような艶のある素材を使っています。
何か思うんですけど、雑誌やWeb系のサイクルメディアって初めてのビンディングにオススメとか言ってグッズ紹介ばっかりですよね。
初心者はグッズに関してはだいたい価格帯で決定するんだから、大事なのは使い方の方じゃないのか?と思います。
という事で、今回はPちゃんのビンディングデビューで新たな発見があったので、気付いた注意点を記事にしていきたいと思います。
事前にイメージしておくことが大事
Pちゃんに教えたのは、基本的には過去にblogで記事にした内容です。
もし良ければこれからの人は是非読んでみてくださいな。
別に私が何か凄いことを知ってる訳ではなく、経験者は過不足あれどきっとみんな同じようなことを考えていると思います。
事前にスニーカーで動きをイメージしておく
SHIMANOのビンディングペダルであれば、スニーカーで普通に乗れます。
ビンディングシューズでデビューする前に、普段自分が何気なく行っている乗車から停車までの動きをあらかじめ再確認しておくことをお勧めします。
ひょっとしたら、最初は左足だけスニーカーをはいて練習するっていうのも良いかもしれませんね。
▼乗車時
- トップチューブにまたがって右足を回しながらサドルにすわる
- 左足をペダルに乗せこぎ始める
▼停車時
- ブレーキを掛ける
- 地面に着く左足とは逆の右足に体重を乗せサドルからトップチューブ上へ腰を動かす
- 腰を少し落として重心を左側に傾ける
- 左足をつく
ですよね。
停車時は2.3.の太字にしてるところが無意識にやってるところで忘れやすいところです。
自信が無い人はこういった動画を見ておいて何となくイメージを作っておくのが良いと思います。
慣れないうちは足は外に外す
シューズは足首を捻って外しますが、慣れない内は外側にスライドして外す癖をつけると良いと思います。
「脚を外す=捻る」と思っているといざ外そうとした時に、とっさに足を地面に着こうとして、「あ、ビンディングつけてたんだった。どうするんだっけ、、、ダメだ間に合わない!!」という事態になるのですが、「脚を外す=外側にスライドする」で覚えておけば、とっさな時も「力づくで足を外に広げる」という動作をしやすいと思います。
とっさに倒れるときに足を捻る動作は難しいですが、足をスライドすればそのまま開いて足を着けますしね。
SHIMANOのSPD-SLであれば、シューズが固定されている強さを調整できるので一番弱くしておけば簡単に外れるので初めての人は弱くしておくことを推奨します!
アーレンキーを持っていきましょう
初めてのビンディングシューズだと、裏の留め金が緩むこともあるかと思います。
アーレンキー(六角レンチ)を持っていきましょう。
荒川CRで特に注意する場所
荒川CRで特に注意する場所が幾つかあるかと思いますので、その付近では特に注意してください。
サッカーや野球のグラウンド付近
人が多く、子供だけでなく大人も休日を楽しんで居るので、全ての人が自転車が来ていることに気付かない状況です。
片足を先に外しておいて、減速して通ることが大事です。
事故になるのが最も恐れる事態ですが、うまく止まれたとしても人だかりの中ですので立ちゴケしたら物凄く目立つと思いますしね!
車止めは基本は降りて歩く
サイクリングロードで良く見る車止め。
慣れた人はスッと通って行きますが、あんなことやる人は相当マシンコントロールが上手い人か、何も考えてないか、ディレイラーハンガーを3回、ホイールを1回ダメにしてるコラテック乗りの私の友人くらいです。
あと、クランク(ペダルの軸)が通り過ぎたから目線を前に移してスッと進んで行く人が居ますが、後輪までちゃんと見て通り抜けてからペダルを踏み込むようにしてください。
ペダルが通ったからとペダルを踏み込むとディレイラーを激しくぶつけたり、ホイールを激しくぶつけたりします。
良く渋滞が起きていますが、「車止め」ですから渋滞が出来なくては本来おかしいんです・・・というつもりでゆっくり行けば良いんだと思います。
慣れない内は手前で止まり、両足を外してトップチューブにまたがった状態で歩いて通り抜ける、もしくは完全に降りて押して行くのが良いと思います。
両足を外さないと意外に慣れない内はバランスがとれず、予期せぬ方向に倒れてしまいます。
車止めは怪我よりも、ぶつけたり倒れ込んだりして、ディレイラーハンガーを曲げたり、ホイールを痛めたり、フレームを痛めたりする危険性大の場所で、連続してやると仲間内から私の友人のコラテック乗りみたいな扱いる受けることになるので、とにかくゆっくり、かなり気をつけて通るようにした方が良いと思います。
特に危険な登り坂
荒川を渡るとき、一度車道に出て信号待ちをしてから橋を渡るのですが、Pちゃんはその際の登り坂で1度こけそうになってました。
ビンディングに馴れない内は、片足でペダリングをするという意識が無く、なかなかペダルがハマらずに減速してしまい、漕ぎ出したくてもペダルが重くてコケるということが起こりやすいと思います。
登り坂はギアを軽くなっているのを確認してから乗りましょう!
停車時に止まってしまった時にギアを変えられるのもビンディングペダルの良いところです。
やり方は↓この動画の1分25秒あたりに出てるので真似するのが良いと思います。女性は腕で押すには力が居るので、上半身ごと(もしくは腰から)腕を押し出すようにハンドルへ荷重をかけると簡単に後輪が上がると思います。
無理はしないでゆっくり練習する
サイクリングロードはやっぱり練習するには凄く良いところだと思いました。
ビンディングペダルは慣れるまでは難しい物だと思いますので、かっこ悪いとか恥ずかしいとか気にせず練習するのをお勧めします。
Pちゃんは珍しくドンドン乗りたがってたのですが、乗らせず順を追ってやらせたくらいです。
- 右足だけペダルに固定させて少しずつ進む
- サドルに乗っても左足は乗せるだけ
- 降りるときはシートポストの上で重心を落としてから足をつかせる
- 乗ってる途中に足を外させてからまたつけさせる
- 前方に人が居たらすぐ外させる
というようなことを1時間くらいはやったと思います。まぁでも色々と気づく事があるみたいで楽しそうでした。
結局60kmほど走ったのですが、私はビンディングデビューで3回こけてますが、結局1度もコケなかったのは凄いと思います。
参考:今回の装備
今回のビンディングデビューですが、
- ペダル:SPD-SL用 PD-R550
- シューズ:SHIMANO RP3 限定カラー レッド
- クリート:黄色
となっています。
SPD-SLペダル PD-R550とクリート
私がオススメしているペダル。素材も樹脂で軽く形状もかっこいいし、着脱も弱めに調整できます。
スニーカーでも乗りやすいですよ。
Pちゃんのは、ばいちゃり世田谷でめちゃ美品の黒色が500円で売ってて、ニヤニヤ喜びを隠しきれない感じで購入。傷も全然ついてない美品がこの価格で買えるなんて・・・
クリートはペダルに黄色がセットで着いてくるので、新品を買う場合はクリートを別で買う必要はありません。
今回、ペダルを中古で買ったのでクリートは別で購入。色は青でも良いと思いますが、最初なんで黄色にしました。
シューズ SHIMANO RP3
シューズはフィジーク→ボントレガーと候補が変わって悩んでるところへRP3限定カラー発売だったので、足の形も日本人に合うし見た目もとにかく良いってことで決定になりました。
もし迷ってる人が居たら参考になるかも知れないので、写真載せておきます。
個人的にはフィジークより好き。まぁこの辺は好みで!
内側はまたちょっと印象が違う作りになっています。
内側はやり過ぎないけど、手抜きじゃない感じのバランスの良い装飾。
チェーン汚れが着いてますが、それなりに落としやすそうですし、男と女では感覚が違うので難しいところですが汚れがついたままでも「この人乗ってそう」という雰囲気が出ててよいんじゃないかと思います。