初めてのロングライドイベントにもお薦めしたい!センチュリーラン笠間2016に今年も参加!
タイトル通り行ってきましたセンチュリーラン笠間!昨年に続き2回目の参加ですが、今回も楽しかったです。
首都圏に住んでて、イベントに出てみたいと思ってる人などは、シーズンのかなり後半というのは残念なところなんですが、参加費の安さ、当日エントリー、獲得標高差などを考えても入りやすいイベントだと思いました。
今日はそんなセンチュリーラン笠間の魅力を語っちゃいますよ!と。
センチュリーラン笠間は初心者にうってつけのイベント
今回で2回目の参加です。自転車イベントなのに「ライド」ではなく「ラン」で紛らわしいですよね。
結局センチュリーライドはこれ以外に出れておらず、何だかグランフォンドに出て痛い目にあうような経験しかしてないですが、センチュリーラン笠間はこれからスポーツとして自転車を始めて行きたい、楽しんでいきたいという人にはうってつけのイベントだと思いました。
獲得標高差が1,000mと割かしぬるい
私が出てきたイベントがセンチュリーライドだと他になく、山登りがコースに組み込まれたグランフォンドなどと比べると登りの累積が1,000mとなっており頑張れば初めての人でも何とかなる高さかと思っています。
※私のサイコンだと1,000mでルートラボだと1,200mとなっています
絶大な人気のAACRというセンチュリーライドイベントも登りの累積は1,450mを登るそうで、結構きついと思います。
特に初心者の人はフラットペダルの人も居ると思いますのでビンディングに比べたら何倍も疲労がたまりやすいと思います。
センチュリーラン笠間は前半だけなら多分600mくらいだと思うので初めて登りを経験するとしても常識の範囲内かと思います。
きつかったらハーフでやめられる
初心者は自分がどのくらい走れるか分かっていません。
登りがどのくらい登れるのか・・・、変な話、ちょっと体調が悪いけど走っちゃえ!というのがどこまで走れるもんなのか。
そういった経験が絶対的に足りないと思います。昨年の自分は全くそういう経験が無く、余計に不安だった部分があります。
センチュリーラン笠間は全体が155kmほどなんですが、前半90kmと後半の60kmくらいを走る8の字のコースになっています。この8の交わるところがスタートと中間になっていて、前半終了時に後半を走るか選択することができるんです。
エントリーはフルの155kmでしておいて、ハーフで辞めても良いし、心身ともにまだ走りたいなら走っちゃえば良いですよね。
円形や折り返しのようなコースレイアウトだとこういったこともしにくいかと思います。
ちなみに、殆どの人がフルでエントリーしているみたいですが、ハーフで終了する人はかなり多いようです。(多分半分以上はハーフでやめる)
好きなペースで走れる
まぁセンチュリーランなのでフルで走る場合は制限時間は厳しめですが、スタートとゴールが同じ場所なのでハーフであればかなりゆっくり走っても時間制限に引っ掛かりにくいと思います。
最初のチェックポイントが50kmほどのところなのですが、ここの制限時間もスタートから3時間くらいで割と余裕がある感じだと思います。ゆっくり走っても良いしペース早めで走っても良くて楽しみ方も色々あるかと思います。
スタート直後は団子状態ですけど、人に着いて行っても良いですし、だんだんばらけてくるので単独で走っても良いですしね。
コンビニもそれなりにあるので地方でのイベントより補給ミスなどの心配は少ないと思います。
エントリー費が安い
エントリー費が5,000円と非常に安く、それほど人が集中するような人気イベントでもないので参加がしやすいです。その分、エイドステーションという物が無くチェックポイントで水分の補充くらいなもので走る以外の楽しむ要素はありません。
食事なども自分でコンビニで買ったりという感じで、逆に自分でペース配分や補給ペースを作るので気楽なのにスポーツ要素は高いかもしれません。
前泊なしでも何とか参加できる
受付が7:25までと早朝ですが、ぎりぎり都内からの当日参加も可能なレベルかと思います。
私は車で行っているのですが、6時前に家を出れば間に合っています。今回はいのっちを拾って板橋を6時前に出て7時10分頃に到着しました。
2016年のセンチュリーラン笠間
さて今年のセンチュリーラン笠間ですが、昨年同様に天候には恵まれていませんが、それでも盛りだくさんで楽しいイベントでした。
体調不良、雲行きが怪しいスタートに
昨年同様に車で現地入り。着くなりお腹が痛くて受付をしたら車検もせずにトイレに並ぶ。やべーっ!とかいって「すーはーすーはー」と呼吸も粗くトイレに駆け込む。いやー、折角行ったのにレーパンが汚れたからDNSなんてことにならなくて良かったです。
そんなこんなで開会式は殆ど見れず、あれよあれよとスタート。今年は一人じゃないので待ち時間もあまり苦になりません。
スタートして20㎞ほど行ったところだったか快調に飛ばしていて、いのっちも「最高っす!」とか言っている中でいきなり視界に変化が・・・出ました片頭痛。
何だかこういったイベントの時はやたらと片頭痛が起こる気がします。運よく視界のモヤモヤも15分ほどで無くなり頭痛も起こらなそうだったのでバファリンを1錠だけ飲んで再スタート。ホント、こういうイベント時に片頭痛って嫌ですよね。
その後は調子を取り戻し、一気に最初のチェックポイントに到着。いのっちが「あのペースは気持ち良いですけど流石に疲れますわ」と言っててサイコンを見ると、アベレージなんと29.7km/h!どんだけだよw
信号が殆ど無い区間をノンストップで30分くらい走ったりするので、かなり気持ち良いのと都内で走ってる時に邪魔な信号が実は休憩になってたんだなとありがたみを感じることが出来ますw
集団の中でも割とペースがマチマチで、ゆっくり走る人も居れば抜かしていく人もいてレースではないので安全第一ですが各々好きなペースで走っています。その中で結構なペースで抜いていく集団が居たので着いて行ったら38km/hで巡航するところとかもあって凄いアベレージにw
やっぱり誰かの後ろに着いているのは楽ですね。なかなかこんな経験できませんw
いよいよ降り出した雨
チェックポイントではバナナを貰って給水をして軽い休憩を取って先を進むことに。チェックポイントを出て数分、いよいよ降ってきました。それが思っていたよりもとんでもなく大粒の雨。
降り始めて少しの所にあった営業していないガソリンスタンドにたまらず逃げ込み雨宿り。少ししか降られていないはずが色んなところから水が滴り落ちてて既にシューズがぐちょぐちょに・・・逆にこんなびしょびしょになって遊ぶなんて大人になったらなかなかできない経験で何だか特別なことをしてる感覚はありますよねw
まぁでもこんだけザーザーだと滑りやすくなるし泥は撥ねるし、ブレーキがホイールを削る音はやたらとするしで精神的には結構削られますw
この後、雨が弱くなったのを見計らって再スタートを切りますが、昼前頃まで降り続けた雨の中を泥だらけになりながら走りました。
途中のコンビニ休憩では左に見える筑波山にはどんよりとした黒い雲がかかり、逆に右手には青空と言う光景。勿論向かうのは筑波山の方面です。
「ぶりおさん、先にコンビニ行ってきて良いですよ、俺は少し雨に打たれたい気分です」とはいのっち。そうかこの雨を楽しんでるなんて流石だね、うんうん、君と来てよかった!
フラットペダルは厳しい
チェックポイントを過ぎてから、いのっちの足取りが変化が訪れます。「変化が訪れる」といったら「重くなる」以外には無いのが自転車ですw
・・・飛ばしていたこともあるかもしれませんが、徐々に増えてきた坂に足が削られていて「ぶりおさん、俺もう限界かも知れないです」「いのっち何を言ってるんだ、オマエの本気はまだまだじゃないか、俺に本気を見せてみろ」などとニヤニヤしながら坂を登りました。
いのっちは何故かビンディングペダルの導入をかたくなに拒否していまして、フラットペダルにデッキシューズみたいな靴でいつも走っているんですが、きつくても5%くらいの斜度のコースなんですがかなり足が削られていたっぽく、疲労が見えてきていました。
前半最後の坂を登る
雨も上がり、前半もそろそろ終わりというところで、ぶ「いのっち、もう少しで前半終了だ、頑張れ!ところで後半どうすんの?」、い「・・・」という会話をしつつ、前半最後の坂に差し掛かります。赤信号待ちしている時に係りの人からスタート地点は全く雨は降らなかったと聞きました。マジかw
天気は青空が見え始めているものの、いのっちの様子はどんより。フルは難しそうだなと思い、最後の坂を遊びで全力で登り切り中間をゴール。天候の心配がなくなったところで、い「折角来たんだし、ぶりおさんだけでも走り切ってくださいよ」の声に甘えて走ることに。
一度全力を出した脚は戻らない。これが脚が売り切れと言うやつか
正直なところ、前半の坂は全く疲労することなく楽しく走ることができ、疲労感はなかったものの、最後の坂を全力で登った影響で一気に脚に疲労がきました。
大人になって100mを全力疾走した日は脚が全く使えなくなってショックを受けたことがだいぶ昔にありましたが、あの状態で脚に力が入りません。
後半は走っている人を見るのもまばらで孤独なTTのような感じに。そんな中「これが脚が売り切れって奴なんかな?」って思いながらなんとか完走しました。
2回目の参加でだいぶ余裕がでて分かったんですが、前半は平坦を楽しむコース、後半は少しだけ起伏を楽しむコースと2種類の特長があって楽しかったです。あれ?去年よりタイムが遅い・・・ホント、ペース配分は大事だなとw
後半は天気が物凄く良くなって顔が日に焼けていってヒリヒリしていくのが分かるくらいの天気でした。
天気が良い時はやっぱりこれです。クーリッシュ! もう少しすると寒くなってきてしまうので、こいつを楽しめるのはもう少しだけかもしれませんな。
このコースを一人で走れと言われたらつまらないので嫌ですが、こうやってイベントで走るにはストレスが無い最高のコースだと思います。
帰りは吉原殿中をお土産に買って帰りました。好きなんですw 来年は参加どうしようかな~
1年での成長を感じられた
ところで今回は色んな意味で自分の変化を感じられたイベントとなりました。
ツールド東北のチームエントリーをミスってなぜか単独でエントリーしたいのっちだけがめでたく抽選に外れるという結果になったので何か出ようぜって急遽一緒にでることになったのですが、昨年はBikeTokyoという初心者イベントに出たことがあった程度で、慣れていなかったためかなり緊張していたように思えます。
周りの人のハデなジャージに物凄いディープリム。凄く高そうなフレームに、何かイベント出る人達ってこういう感じなんだなぁと思った記憶があります。
走りの方では前半のチェックポイントではアベレージ27.5km/hくらいで走っていてかなり一生懸命走っていたんですが、今回はだいぶ余裕でアベレージもアップしていた感じです。
人に着いて行ったりと完全に自分の実力ではないですが自分以外の力を使っていたり、ちょっとズルと言うかただクソ真面目に走るだけというのではなく色んな走り方をして楽しむ余裕が出来たって気がします。プロのレースを見たことが知識となって身についているという解釈でも良いかもですね。
坂が緩いコースだとはいえ昨年はそれなりにきつかった訳ですが、今年はかなり余裕があったし。こういった面で、成長スピードが遅いか早いかは別にしてだいぶ1年間での成長を感じましたw
冒頭に初心者向けイベントと言うような内容を書きましたが、これからこういったイベントに参加しようとしている人はホント他人の見た目や機材は気にしない方が良いですよ。
私なんてヒルクライム向けのレーゼロというホイールはいてますが、逆に坂の苦手意識は非常に強いですし、坂で抜かれるのは当たり前ですからねw
終