U字ロック クリプトロック ミニ7 レビュー
ロードバイクに乗っているとやっぱり盗難対策については敏感になるところですよね。
このブログは1日に10人くらいにしかみられていない零細ブログなんですが、それでもU字ロックの固定方法の記事(https://fertile-soil.org/accessories/150620)へのアクセスが一番多いようです。
ですので、今回は固定方法ではなく使用方法についてもう少し掘り下げてみました。
メーカー：クリプトナイト Kryptonite
商品名：クリプトロック シリーズ2 ミニ7 KryptoLok series2 Mini-7
実寸(Amazonとは微妙に違います)
U字の内寸：177mm × 83mm
外寸:L225×W144mm
パイプの太さ：14mm
Amazonより
重量：1.1kg
材質：スチール
ブラケットの取付可能径:φ28～35mm
恐らく、このあたりのU字ロックの購入検討をしている人は以下3点が気になるところではないかと思います。
- フレームと一緒に地球ロックするのに長さは足りるか
- クリプトフレックス(ワイヤー)との併用はしやすいか
- 携帯性(持ち運び)はしやすいか
3番目は以前の記事を見て判断いただくとして、今回は上2つについてです。
フレームと一緒に地球ロックするのに長さは足りるか
私が行きついた考え方は「U字ロックはフレームの盗難対策」、「ワイヤーロックはホイールの盗難対策」という考え方です。
クリプトロック シリーズ２ ミニ7(以下、ミニ7)では、トップチューブとガードレールなどをU字ロックで地球ロックするのに寸法上の問題を感じたことはありません。
しかし、フレームを地球ロックするだけではホイールがロックされていません。
前後のホイールの両方をロックしようとすると相当特殊な物でない限り、U字ロックでは現実的ではないかと思います。
結局、ホイールの盗難防止も気にするなら、U字ロックの他にワイヤーが必要ということになるかと思います。
ワイヤーのみのロック機能が無いクリプトフレックス KryptoFlexについて
クリプトナイトのU字ロックを買おうとしている人は、同社のロック機能のないワイヤーだけの商品、クリプトフレックス(KryptoFlex)を買おうとしている人も多いかと思います。
結論から言うと、私はあまりおすすめしません。理由は2つあります。
- 持ち運びに適していない
- 長さが微妙
良くU字ロックに巻きつけている写真を見かけますが、クリプトフレックスは意外に固く、これをミニ7に巻きつけるのは結構な労力になるかと思います。
毎回、停めるたびにこれを巻きつけるのに2、3分かかると少しむなしい気持ちになります。また待っている周りの友人たちが嫌な顔になります；；；
そうなると、いかにして小型化して持ち運ぶかというところですが、写真レベルが限度じゃないかと思います。
また、良く売られている物は長さが120mと220㎝のみになり、当然持ち運びを考えると120㎝になる訳ですが微妙に使い勝手が悪い長さです。
前後輪に通して輪っかにしてトップチューブ付近のU字に通そうとすると私のCULEBRO Sサイズでギリギリで届く長さ。あと10～20cm長ければ良いのに・・・
180㎝もあるようなのですが、これは殆ど店頭で見かけたことがありません。
であれば、フレームに固定できるワイヤーロックを買って状況によって組み合わせるのが良いかと思います。
私はクロスバイクを買ったときに買った安い物を使ってますが、もし今のまま知識を持った状態で何を買うかと聞かれたら「クリプトナイト モジュラス セキュリティ システム」かなと思います。
メーカー信頼度は高く使いやすそうで、取り付け箇所によっては別売りのブラケットが必要そうですが見た目も収まりも良さそうです。
このてのはワイヤー自体に癖がつくので少し長めで180cmを選択。前後ホイールを留めつつ地球ロックもできるかと思います。
ということで、以上のことよりまとめると私は以下のような状況に応じて使い分けています。
- コンビニなどの短時間での一時停車
ワイヤーロックなどで簡単に地球ロック - 食事や買い物など長くなりそうな場合
ワイヤーロックだけではなく、U字ロックでも地球ロック - 宿泊などが伴い、バックパックなどを持ち歩く場合
ワイヤーロック、U字ロックとワイヤー
いずれにせよ、盗難に対しては金銭感覚もありますので、正解は人それぞれだと思います。
あくまで参考程度にしていただければ幸いです。
ブラケット破損によるU字ロック落下を防ぐための固定方法について記事を投稿しました。(2016/01/04)
参考記事：クリプトナイト ブラケットの向きについて
終