SANTICは安かろう悪くない!春夏秋用サイクルウェアをご紹介
ロードバイクに乗り始めて間もなくから現在までの3年半、ウェア関係ではSANTICという中国メーカーにだいぶお世話になってきました。
私は国内外の有名ブランドものも使用していますが、それらにも全く負けていないSANTICというメーカーと使用したアイテムの中から春夏秋物を紹介します。
※2015年当初SANTICのジャージレビューを書きましたが、アイテムが増えたので大幅に記事構成を変更しました
SANTIC(サンティック)とは、ズバリ安かろう悪くない!
SANTICというメーカー自体、日本向けのWebサイトも無いのであまり知っている人は居ないと思います。
最初に言ってしまうと、ウェアだけしか使ったことないですが、デザインも品質もおすすめです。
2017年くらいまでは中国の安いウェアメーカーというイメージだったのですが、ウェアだけでなくシューズやグローブも扱い始め、何と2018年にはツール・ド・フランスのに出場したWANTY – GROUPE GOBERTというチームにウェアを提供していました。そのくらい進出してきている色んな意味で注目していいメーカーだと思います。
ツール・ド・フランス2018出場全22チームが決定 ワイルドカード選出の背景に迫る – cyclist
ちなみに、中国語表記は『森地客』と書くようです。
ズバリ安いけど悪くないし年々良くなってる!
殆どの人がAmazonでサイクルウェアを探している時にたまたま知ると思います。
そしてその印象は「安いし聞いたことない」「広告に使われているこの独特の日本語や雰囲気は…怪しいメーカーか?」というよう感じだと思います。
しかし、このメーカーを継続して買ってきた経験から言えることは、とにかく安いけど品質は悪くないってこと。更に驚かされるのが年々デザインも含めクオリティーが上がっているんです。
本当に商品が届く度に驚かされます(笑)
サイクルジャージは特に素材が凄い
サイクルジャージは流行を取り入れ、年々デザインも変わってきていますが、価格は変わらず素材を変えてきているところが非常に凄いと感じています。
今まで使用したサイクルジャージの特徴
サイクルジャージで言うと半袖ジャージ2枚、長袖ジャージ2枚の計4枚を使ってきました。
2015年 上下セットのロングジャージ
初めて買ったSANTIC製品。上下セットで5,000円くらいだったと思います。
デザインも凝っていると思っていましたが(足し算のデザイン)、目を引いたのは素材の使い方、ジッパーのクオリティそしてウエストの滑り止めという気遣いでした。
私は某「6」が付くジャージブランドが大好きなのですが、そのブランドには滑り止めがありません。安かろう悪かろうではない、メーカーなのか中の人なのかのこだわりを感じました。
オリジナルデザインジャージ半袖・長袖
次に実はオリジナルデザインのオーダージャージを作りまして、そこでベースとなるジャージがSANTICのものでした。
もともと先に長袖の上下セットを使っていたので特に心配は無かったですが、頼んだ半袖ジャージは非常に薄いギリギリ透けるか透けないかくらいのメッシュ素材で夏にはとても涼しく使い心地が良く、その半年後に作った長袖は若干しっとりとした素材で晩夏は涼しく秋冬は裏起毛では無いのに非常に暖かいという万能素材で、ヘビロテのあまりすり減ってきてしまったくらいです。
このオリジナルオーダージャージの影響で、私は完全にSANTICというメーカーを信頼することになったのです。
2018年モデル 素材・デザイン ともに大幅進化
そして、2018年~2019年の冬に買ったロングジャージは更なる進化を遂げていました。
このロングジャージ、、、しっとりと言うか、もちもちした感触です。特に腕の部分がお餅のように柔らかく非常に伸縮性が高くそして薄い。なのに若干保温性を感じるような温かみがありとても使いやすいです。
見るからにデザイン性がアップしていませんか?ロゴはさりげなく後ろ側にあり、上腕部のワッペンもアクセントに映えます。
私はグレーを買いましたが、Amazonの写真のとおりの発色で実物も安っぽさはありませんでした。これが4,000円しないで買えるのは驚異的かと思います。
競技は分からないので、安くてできるだけ良いものをという視点ならマストバイで、猛烈におすすめします。
サイズはかなりタイト目なので1サイズ大きめを。痩せ型じゃないなら2サイズ上でも良いかもです。174cm70kgだとLサイズでは小さめでXLにすれば良かったな~と。
SANTICのレーパンは工夫が詰まっている
続いてレーパンですが、数だけで言うと冬物も入れて7種類使ってきました。
他メーカーだとパールイズミを使ってますが、その経験を踏まえた上で紹介します。
SANTICのレーパンの特長
SANTICのレーパンはベースとなる生地自体はニットというよりはナイロンの布に近い印象でサラッとして固め、関節部は空気の隙間が若干できるような印象です。
しかし快適性が低い訳ではなく、膝関節は膝裏部分に違う素材を使用し部分的に伸縮性と通気性を上げることでストレスを感じさせないような工夫がされています。
細かいですが、足首の踵側にジッパーがついていて、脱ぐ時などジッパーがとても便利です。
また、SANTICのレーパンは股上が浅いローライズタイプで、個人の好みかなと思いますがお腹の圧迫などが少ない楽に履きたい人には良いかと思います。その分、ズレ安いことはあるかも・・・
サイズはジャージと違ってサイズ表記通りで問題無いかと思います。
上下セットのロングレーパン
上下セットのモデルのレーパンは2015年のものと、オリジナルデザインのオーダージャージの2着使いましたが、どちらもタイツの素材が薄く耐久性がやや劣るかなと思います。
パッド自体は問題無いので消耗具合を見ながら使うのが良いかと思います。
素材も特に切り返しが無く、上から下までつるっとしていて、こちらはあくまでおまけという認識かも知れません。
小さなポケットが便利な春秋用ロングレーパン
私は夏でも足を出したくないので使っていますが、ロングタイツなのでシーズン的には春秋がちょうど良いんじゃないかと思います。
私が使っているのはこの中のホワイトになります。(ブラックは新作でしょうか)
先の特長で書いた通り、固めの素材でサラッとしています。
3,000円程度で買えるレーパンなのに、膝裏にはニットのような編み込んだ素材を使っていて通気性に気を使いつつ、関節の動きを阻害しないようになっています。
足首がかなり絞られて作られているので、ややふくらはぎの方に寄せてホールドするようにジッパーを締めると、レーパン全体がずり落ちることを防止できます。
お尻には目的不明の小さなポケットが付いていますが、これが地味に便利でカロリーメイトなどの補給食を食べた後は袋をこの小さなポケットにしまうことができます。
サイクルジャージにもこういったポケットが付いているモデルがありますが、それと同じ使い方をしています。
パッドについては至って普通という印象です。
初春、晩秋向けの裏起毛レーパン
冬用とまではいかなくても若干肌寒い季節に良い裏起毛のレーパンを愛用しています。これに防風パンツを重ね履きすれば真冬もいけるとても便利なレーパンです。
先に紹介したレーパン同様に、通気性を上げる素材が膝裏と腰裏についていて快適性を上げています。
そして何より凄いのがパッドです。Amazonだと、カラーが2種類ありブラック2の方はパッドが良いものを使っています。
クッション性が高いのに、無駄な凹凸が少ないためゴツゴツ感が無く、私はこのパッドが一番相性が良いです。このパッドは私が知る限りは裏起毛のこのレーパンにしか使われてなかったのですが、
新作パンツはどうやらこのパッドが使われているようです。これは期待できます。今使っているレーパンがヘタってきたら買おうかと思います。
4Dパッドのショートパンツ
外ではロングしか穿かないのですが、ローラー台用にショートパンツを買いました。
このパンツは素材が柔らかめのナイロンで、しっとりしています。素材も薄めになっていますが、透けるような薄さではありません。
太腿部分は滑り止めのゴムが付いているので機能性としては文句ありません。
また、パッドは4Dという種類のもので、特長は良く分かりませんが、SANTICのレーパンのパッドの中ではランクが高いもので使った感じは潰れにくく少し固めです。
4Dというパッドを使っているタイプは少し競技思考が強いのかもしれません。
まとめ
SANTICの冬以外の装備をまとめてみました。
SANTICの魅力は進化・・・かなぁと思っています。中国の成長スピードは想像もつかないほどで、そういう意味では中国メーカーというのは逆に魅力的に感じてしまいます。
ファッションは上下全てを同じブランドで揃えて統一感を出すこともありますが、ブランドものからファストファッションまで上手く組み合わせて使うオシャレな人もいます。
競技思考やこだわりが薄いようであれば、SANTICを上手く取り入れるのもありなんじゃないでしょうか。
終