欲しいけど後回しになってしまう代表アイテム ジレ(ベスト)を買った
ロードバイクを始めると色々欲しい物が増える訳でして。
パーツ系はありますが、サイクルジャージ、レーサーパンツ、グローブ、サングラスなど必需品は一通りそろえるのですが、その後の後回しになってしまうアイテムが上に羽織るウィンドブレーカーやジレなんじゃないかと思います。
あると便利なのは分かっていながらも、ヒルクライムが無いと使用しなかったり、1万円を超える価格設定が多いことから想定より高額でつい後回しになってしまうと思います。
そんな中で、とても満足感の高いジレに出会ったので紹介します。それが、mysenlan(CATENA)のジレです。・・・えっ、mysenlan?なに?・・・読み方すら分かりません(笑)
Amazonでは2021年11月現在 mysenlanの商品が続々消えています。CATENAというブランドに同じ商品がでていますが、同社ブランドかOEM商品か不明ですが、同ページ内のキャンペーン情報にMYSENLAN JPの表記があるため商品は同一のようです。
夏真っ盛りですが、実は9月頃からが非常に便利になってくる薄手のアウター。この時期が個人的には買い時だと思います。
ウィンドブレーカーやジレに求めるもの
ウィンドブレーカーやジレは、天気が予想と違って少し寒かったという場合やダウンヒル時にのみ羽織る需要が高いと思います。やっぱりアパレルなので購入に関してはデザインが占める割合も中心だと思います。
・・・が、これが実際に使ってみると、意外に機能面を自分が求めることに気づきました。まぁ使って気づくのはロードバイクに関するアイテムあるあるですね。
防風性≠保温性と携帯性
ウィンドブレーカーは文字通り風を通さないものですよね。ジレも同じ効果を期待して使われることが多い認識です。
風を通さないため体表温度が下がらず結果的に体温低下を抑える用途で使われます。生地の厚みが増せば防風効果は高くなるので、つい、保温性を求めてしまって若干厚みのある生地を選びがちなのがこれらのアウターの難しいところです。
使ってみると分かるのですがロングライドをする場合、ジャージのバックポケットに入らないサイズだと非常に邪魔であんまり使いたくなくなるんですよね。
ですので、防風性を備えつつ、且つたたんだ時にバックポケットに収まるくらいにコンパクトということが重要です。
脱ぎ着の気軽さ
またロングライド時で気になるところとしては、脱ぎ着のしやすさです。
ちょっと想像してみて欲しいです。
ロングライドをしていて山岳区間に入り、ヒルクライムでは汗だくになり、頂上についてダウンヒルに入る時はサッと着て、麓についたらまた脱いで、コンビニ休憩する時には体を冷やさないように着て、店から出たらまた脱ぎ、夕方になり風が涼しくなってきたらまた着るという・・・
この都度、たたんでバックポケットにしまってという行為はかなり面倒です。この脱ぎ着の気軽さは結構重要です。それで言うと、脱がなくてもジッパーを開けることで温度調整がしやすければ、機能面にかなり貢献する要素です。
バックポケットへのアクセス
GARMIN、Wahooのようなナビ付のサイコンを使っていたり、休憩回数が少ないようなライダーは問題ないかと思いますが、頻繁にスマホでマップを確認したり休憩をとるライダーは、バックポケットを使う回数が多いと思います。
・・・しかし、ウィンドブレーカーやジレはこのバックポケットが無かったり、1つだけ大きなポケットがついていたりと、普段のサイクルジャージと使い勝手が変わるデザインであることが非常に多いです。
これが何気に結構なストレスになります。
デザインが微妙
ウィンドブレーカーは基本的に無地で、分かりやすく言うと雨合羽に見えます。透けてジャージが見えるのも悪くは無いですが、やっぱりデザイン性が欲しいです。・・・とは言え、視認性を上げるために黄、緑、青の単色は個人的には手が出しにくかったり。
またジレは安全性を考慮した「安全ベスト」のようなものが多い印象です。
折角アウターを買うのでやっぱりちょっとでもオシャレなものを選びたいという心理が働いてしまいます。
価格が高い
これらの条件、、、特にジャージのバックポケットに入るくらい「薄手のもの」を選ぼうとすると価格が1万円を超えて高額になるので、そこまで使用頻度の高くないもので、且つ「ペラペラ」なものにお金を出すのがはばかれる訳です・・・私は。
そんな要望を適えるのがmysenlanのジレでした
そんなローディの・・・というか、私の要望を全て適えているジレがありました。それがmysenlanのジレでした。
強いて言えば、mysenlanというブランドを全然知らないので胸に「一番」とか「雷門」とかプリントしてある服を着るのと同じ感覚に陥るというところくらいでした。
それでは紹介いってみます。
防風性と通気性、そして携帯性まで備えている
前面は風を通さないナイロン素材。ジレなので袖は無いのですが、脇はきっちり隙間をふさいでいるので胴が寒くなることはありません。背面は若干のメッシュ素材になっていて肩甲骨当たりは走っていると風が通り抜けて涼しげです。
防寒性能としては見た目通りの性能で問題ありません。
バックポケットは前面と同じくナイロン素材なため、腰付近は若干暖かく感じます・・・というか、小型の財布を入れて走っていたところ、ちょっと汗で湿る感じに。
そして重要な携帯性について。
ウィンドブレーカーと違って袖が無いこともあるのですが、小さなポーチに収まりとてもコンパクトなサイズにたためます。コンパクトにならないと、いつしか持って行かなくなってしまうので小さくたためることは本当に重要で本当に素晴らしいです。
そして更に素晴らしいのが実はバックポケットを裏返すことによってポーチになるリバーシブルタイプ。最近良く見るタイプですが、ポーチだけ失くしてしまって困る事態には陥りません。
脱ぐ前に温度調整がしやすい
脱ぎ着のしやすさは袖が無いジレならではでやり易いこともありますが、そもそも脱がなくても温度調整しやすい機能があります。それが、ダブルジップというところ。
厚いから脱ぐ訳ですが、ジッパーを下げると風の抵抗も大きくなり、全部開けるとバタついて邪魔です。それがダブルジップのおかげで首元を少し開け、お腹側を大きく開けることなどでバタつきを抑えながらも換気効率を上げることができます。
私はダブルジップがデザイン的にも好きなのですが、機能的にも優れていると感じてます。・・・壊れやすいリスクはちょっと上がりますけど。
使い勝手に遜色なしな3つのバックポケット
アウターを着た時に困るバックポケットへのアクセスですが、一般的なサイクルジャージと同様に3つのバックポケットがついていて使い勝手に違和感はありません。羽織る時にサイクルジャージから必要なものだけ取り出して、ジレのポケットに突っ込み直せば後は何も違和感なくアクセス可能です。
コンビニ休憩はしたくないけど、自販機で飲み物の補充をしたい・・・という時などは財布やスマホへサッとアクセスできるのはちょっとしたことですがとても大きなメリットです。
実際にジレの購入を検討して色々と品定めをしてみると分かると思いますが、本当にバックポケットが3つついてるジレって殆ど無いんですよ。それ以前にバックポケットがついていないものも多い。
使用用途によってはバックポケットは不要かもしれませんが、私にとっては絶対に必要です。
ちょうど良いデザインと冒険しても良いかと思える価格
デザインについては好みがありますが、個人的に感じたのはWiggleのdhbのようなデザイン性かなと。やり過ぎず、でもまぁ完ぺきではないというような使い倒せるちょうど良いデザイン。
そして、5,000円前後で購入可能な冒険しても良いと思える価格設定。
胸と脇にはmysenlanという読み方すら分からないロゴが入っているけど、それさえ気にならなければ反射素材もついているし、コストに対する満足感は高いはず。
Amazonで買う場合はカラー選択に注意
Amazonで買う時は、バックポケットの形や数が違うようなので写真を良く見て注意して購入するのが良いと思います。
私が買った↓こちらは3つですが
こちら↓は2つですね
サイズは日本メーカーのサイクルジャージと同じサイズ感で良いかと思います。私は日本のサイクルジャージだとLサイズを着ているのでLサイズにしました。
海外のTwinSixはMサイズを着ています。
おまけ:mysenlanとは?
実はmysenlanの公式サイトがあったので見て回ったのですが、私が買ったジレはラインアップにありませんでした。そしてmysenlanという会社が何なのか知りたく会社情報を探したのですが何と見つかりませんでした。オンラインのショップ機能もついてるサイトなのにマジか(笑)
ドメインのwhois情報を見てみましたが持ち主の情報は公開されておらず、ただ代理店はアリババだったので恐らく中国のメーカーなんだと思います。
まぁ実はロゴもあまり目立たないし、商品自体は前述のとおりとても満足しているので、商品全体としても私は非常に気に入っています。
ジレが欲しいけど高いし、、、という人には是非おすすめしたいです。
終