夫婦サイクリストは160km走れる走力が身につくと世界が広がるかもしれない
新潟シティライド(2017)に行ってきました!
今回はちゃんPと二人で参加をしてきました。夫婦水入らずというやつです(笑)
新潟はスノボで良く行ってたんですが、新潟市まで行くのは4回目くらいで、いやー遠かったw
でも、雪の季節以外に行ったことは殆ど無かったので、色々新鮮でした。
行きは天気が良くて「さすがにこの天気でこの季節だからトンネル出たら雪なんてのは無いな~」なんて言いながら関越トンネルを抜けたら大雨だったのは笑いましたw
簡単に新潟シティライドを説明
新潟シティライドっていうのは「新潟シティライド実行委員会」が主催する新潟市を中心に最大で120km走るロングライドイベントです。
ショート、ミドル、ロングという3つのプログラムが用意されてて、レベルや目的に合わせて楽しめるイベントです。
イベントの詳細は他の方にお任せするとして、私が感じたことを簡単にまとめて紹介したいと思います。
非常にローカルなイベント
大きな特長としては、市が主催しているため「非常にローカル」ということだと思います。そういう意味では「わかやまサイクリングフェスタ」も似たような感じかもしれませんが、もっとローカル感が強いかもしれません。
まず参加の募集人数が全部合わせて650人とやや小規模です。
最も多いロング120kmでも550人、そしてミドル70kmとショート33kmはそれぞれ50人ずつとなっています。
イベント規模もあるんですが、なんだろう、参加者側の印象としては主催が新潟市となっていて新潟市内でのスポーツ振興という印象を感じました。積極的に告知しなくてもあっという間に応募が埋まってしまうところもあって、大々的に告知をする必要がないのかもしれませんが。
同市では10月に1万人規模の新潟シティマラソンをやっていることもあるかもしれません。規模感が違うのと、スポーツに積極的に取り組んでいることも影響してるかもです。
詳しいことは、私がイベントを知るきっかけになったばっきーさんという方のブログをご覧いただくか、ちゃんPがブログを書いたのでそちらを見てください~
ひたすら120kmを「走るイベント」
今回はちゃんPと出てきまして、既にAACR160kmも完走してるしAACRよりも明らかに勾配が無いし余裕だと思って参加しました。
で、実際に楽しく走れたんですが、基本的には坂が無い(山が無い)海沿いや畑や田んぼ、住宅地を走ります。・・・ので景色を楽しむということは殆どないんじゃないかと思います。
何気に新潟を走ってて思ったのはあんまり田舎していないというか、平坦なのでどこも住みやすそうで広大な土地に水田が広がっているのを見てもなんだか田舎感がありません。
それでも信濃川の巨大さとその川にかかる橋の形などは楽しくテンションは上がりましたw 川の幅自体は荒川や利根川でも同じような箇所があると思うんですが、やっぱり印象が違って楽しかったりしましたが(笑)
んじゃ何かっていうと、やっぱり走ること自体が楽しかったと思います。120km、車がまぁまぁいるところもありましたが、信号はかなり少なくまぁまぁの良いペースで走ることができます。
単純に走ることの楽しさを感じられるイベントだと思いました。私が好きなセンチュリーラン笠間みたいなイベントでした。
エイドの補給食が充実
エイドの補給食、これが本当に特徴的じゃないかと思います。
参加費、5,000円ですからね・・・
120kmのうち、エイドは3か所なので若干少なめかもしれませんが、個人的には休憩を入れると疲労が蓄積するのでそのくらいがありがたかったりします。
で、この各エイドでの補給食のバランスが異常になっています。良いぞもっとやれ!
ということで、第1エイドからいきなり食べきれずカバンにしまうことになりました。
第2エイド
ドスン!
いや、ほんとに。33kmのショートだとなんとライド途中に温泉に入るというメニューが入っているようでかなり変わったライドイベントだと思うのですが、120km走るロングライドイベントでもちょっと異常な量の補給食が出てきます。
Twitterでも「腰を据えて食べるレベルなんですね」なんてコメントを貰いました。・・・まさかの体育館みたいなとこで休憩取れるのには驚きでしたw
第3エイド
ドドドスン!
トマトジュースが苦手な人はドリンクの補給が水だけになっちゃうので嬉しさ半減かもしれませんが、ロングライド中に飲むトマトジュースがこんなにおいしいとは発見でした。新潟のトマトジュースがおいしいってのはもちろんあるとは思いますが、どっちもだと思います。
あと、この右のクレープはクレープアイスでコンビニで売ってる既製品より味が上です。コンビニで売ってる商品って昔と違ってレベル高いですよね。・・・それより上でした。
そして残りの一つは何だか良く分かんない大豆のせんべい。・・・これがまぁうまい。予想していた味と全く違うんですが何度も嚙むと甘みが出てきて何だか飲み込みたくない味でした。これ、通販あったら買いたいですw
一応、エイド以外にチェックポイントが2か所あって、数十秒で通り過ぎることができるんですが、そこにも水はあるので給水の心配は少なめでした。
AACRと新潟シティライドを完走して分かったこと
私はイベントは結構気楽な気持ちで参加をしてしまいます。
しかし、新潟シティライドの前に、ちゃんPとお義父さんと3人で出場したグランツールせとうちではリタイヤをしているので、結構見方が変わったというか・・・
AACRでは距離の対策、新潟シティライドではスピードの対策をした
グランツールせとうちでは、距離を走ることもですがスピードも圧倒的に足りていませんでした。
AACRではとにかく完走で160kmを走り切ることに意識をして、距離についての対策をしたので時間ギリギリでのゴールになりました。
やっぱりそうなってくると次に対策するのは走りの質を上げるスピードの部分だと思っていました。
対策をしたと言ってもどこまでアベレージを出せるか全くわからなかったので、したことと言えば「スピードを意識する」ということだけでしたけども。
ペダリングができると、ある程度までは勝手にスピードは上がると思うんですが、それ以上は負荷をかけて肉体を作っていく必要があるかなと思っています。で、そもそも自分がどのくらいスピードが出せるのかをある程度イメージできないと負荷のかけ方も分からないので、今回は自分がどのくらいのスピードで走れるのかを知るためにとにかくスピードを意識して走るということにしました。(本来練習でやれよって話かもしれませんが、練習で120kmとか160kmとか走るって結構ハードル高いですよね・・・)
写真を撮りまくってたりしたので、結果的にはイベントで走っている走者の最後の方でしたがアベレージとしては22km/hで完走。20km/hだと足切り的にはきついんですけどね、22km/hというアベレージが出たのはとても良い結果でした。
AACRと新潟シティライドを完走して分かったこと
実は結構イベントに出るのは難しく思ってたことがあります。
それは完走できるかできないかをいつも考えながら走らなくては行けなくて、あまり楽しめてないってところでした。
男だけで出ると極端に言って「えっ?足切り?マジでやべー急げ急げ」という具合に、足切り間近になってもそのあと急いだら結構間に合ってしまうんですが、ちゃんPとの場合はそれがたぶん出来ないので常に追われている感じでした。
でも今回の完走を経験してだいぶその意識が減って、大丈夫なんじゃないかってのが見えてきた気がします。あんまり走りに集中しなくても良いのでイベント自体を気楽に楽しめる感じで。これはほんとに大きいです。
夫婦やカップルでスポーツやってる人はたぶん感じている人が多いんじゃないかとおもうんですが、男と女はどうしても身体的な性能に差がある。だもんで、どちらかのレベルに合わせてやる必要があって片方が楽しめない場合があると思うんですよね。
ぶっちゃけて、夫婦ならまだしもカップルで共通のスポーツを趣味にすることは楽しいことより喧嘩のネタになってしまうことの方が多い気すらします。
それが今回は平坦が多いイベントでは心配いらないことがわかってきました。またある程度速度を出した状態での走行が楽しいことも分かってきたようで次は私が過去2回でてるセンチュリーラン笠間にでも出ようかって話になっています。こっちはたぶんアベレージは23.5km/hくらいにはなりそうな気がしてますw
走る上での余計なストレスが無くなったのは非常にうれしいことだし、楽しいことだと思います。グランフォンドなどはちょっとどうなるかわかんないですけどね。
もし、同じようなカップルで、「走りの改造や肉体改造は面倒だし自分には縁の無いことだ」と思ってる女性が居たら、頃合いを見て少しチャレンジしてみるのも良いんじゃないかと思います。一緒に走るのが快適になるハードルはそこまで高くないと思うんですよね。
まぁ一つの可能性の話であって、それが必ずしも良い訳ではないと思いますが。
終