ペダリングモニターを買って上死点のペダリングを改善!

2018/08/27自転車ペダリングモニタ,ペダル,考察

少し前ですがパイオニアのペダリングモニタを買いました!!

自転車乗りの金銭感覚が狂っていることを象徴する代表的なアイテムの1つだと思っているのですが、まさか私が買うときが訪れるなんて思ってもいませんでした(笑)

数回使ってみましたが、ちょっとしたことに気付いたのでメモしていきたいと思います。

勿論、正解じゃなくただ気付いたことを書くだけなので、これが正解だと思わないようしてください。

想像してたとおり右脚の効率が悪い

面白いのでパワーより効率ばかりを見ています。

前々から予想はしてましたが、右脚が明らかに効率が悪いんです。

そもそも50%なんてでない

BikeFittingで測ったのはなんだったのか。

60%はおろか、50%も出ません。とは言え、L3とかL4と言われる強度で走ってる方がペダリング効率は良かったりします。BikeFittingでは効率が出やすいところまで強度を上げてくれてたのかなぁ?

酷いのは左が50や運良く60%が出ても、右が30%を割っていることが頻繁に起こっていました。まずは何が悪いのかペダリング自体を見直すためにローラーの負荷を下げて試したのですが、なんと効率が20%台になってしまうので、負荷は少し上げる必要があって結局何が問題なのかはイメージトレーニングではできず、実走に近い状態じゃないと分からないと言う。そこがまた難しいところでした。

まぁとは言え、12時、3時、6時、9時において全て押し脚、踏み脚、巻き脚、引き脚を意識すれば70%は超えるのですが、これは良く言われるとおり筋肉の疲労から言って、私も恐らくできそうに無いのでパス。

最も信憑性がありそうな脚の上げ下げだけという方法を意識してペダリングをすると50%は出ないと言う状況でした。40から良くて45%くらい。

上死点での通過がスムーズだと効率が上がる

ペダリングモニターを分析すると下死点で右脚が踏み込んでいる風になっていたのですが、いくら踏み込まないように気をつけても踏み込んでいる矢印が出ているので気になっていました。

また、ビンディングシューズを脱ぐと数字が改善されることも迷う原因でした。

そんなで何も仮説が立てられぬまま、仮説を試してみて検証していくのではなく、めちゃくちゃ脚を動かして数値が良くなったことをなるべく再現すると言う探索に近い方法で色々試して行った訳です。

その中で効果があったことを結論から。

引き足は足首も脱力する

いま試している内容は、引き足では足首を脱力して踵が上がるようにし、上死点で足の重心をつま先側(母子球)に移して踏むようにしています。

足首を脱力すると引き足で踵側が引き上げられるのですが、上死点で引っ張られるのが終わるとペダルがくるんと回りながらとてもスムーズに上死点を通過します。

踏み足は母子球側を意識すると足が固定されて踵で踏まずに済むため、ロスを防ぐことができているようです。

これをやってから、左脚よりペダリング効率が良くなることが増えてきました。

ちなみに、左脚も意識するのは今のところできていないので、右脚だけ意識して左脚は放置w

膝から下を脱力するには足首も脱力する

ここに行き着く過程で、ペダリング効率を上げるために実際色々と試してみたのですが、実際にロングライドをするには役に立たないようなものばかりでした。

ペダリング効率を何のためにやっているかというと速さもあるにはありますが、一番は長く走ると言うこと。そのためには、極力脱力した状態にする・・・と原点に戻って、脚全体を脱力するようにしました。

色々試していき足首の脱力に至ったのですが、足首を脱力すると当たり前ですが1時頃から踵側が落ちていき、7時くらいから踵が上がってきます。

イメージはなるべくしなやかな水泳のキックです。鯨の尻尾の先のように足首がくねくねとする感じ。脱力すると足首を軸につま先側が負荷に合わせて動く感じです。

踵を脱力するイメージ

で、これをやると12時の時点で引っ張られていた踵がつま先がくるっと回る感じでスムーズに今度は押す側に切り替わります。

これは今まで味わったことない感じでした。上死点・・・あんまり苦手だと思ってなかったしw

足首がくるんと回って上死点がスムーズに

今まで股関節・・・脚の付け根の部分が何か詰まったというか、圧縮されるような感覚がありました。特に右にこの感じが強かったのですが、この感覚が弱くなり脚の上下運動がスムーズになった感じがありました。

引きすぎと踏み足は注意

まぁこれが正解かどうかは分からないのですが、足が上死点でくるっと回る感覚は結構気持ちよいです。もし、上死点で引っかかるような感覚がある人は試してみると何か気付きがあるかも知れないですね。

上死点の感覚をつかむまで鯨の尻尾のようにしていましたが、自然に足首がくるんと回る癖が付いたら、その後は徐々にその稼動域を意識して脚自体の上下運動に注意を向けていきました。

踵を引き上げて引っ張っているような感触があれば多分脚を引きすぎていて、それこそ引き足になってしまっていて疲労を感じるようになります。

なのでそうならないように脚の上げ具合を調整していく感じというか、疲労に繋がらない程度のモモ上げを意識するといった感じで。

気をつけるのは上死点で踏み足を気をつけると当たり前ですが踵が下がっていきますが、これは筋肉の疲労や筋(スジ)を痛めることに繋がると言われているので良くないようです。ペダリングの効率的にもかなり効率が落ちます。極端に言うと喧嘩キックみたいな足の裏を前方向に出すようなのはNGということです。

個人的な推測ではクリートの位置と足の踏み込む重心位置に関係しているとも思うので、感覚の話ですが私は脚がくるぶしではなく甲に繋がっていて前の方で踏むようなイメージで回してます。

おまけ

効果があったもの、ボツネタですが1つ。

親指で脚の動きをコントロールする方法です。足自体は母子球が中心になる感覚なのですが、1時~6時の間は親指を砂をつかむように曲げることで母子球でペダルを踏み込みます。この時は内股(内転筋)を使う感じです。

そして、6時から11時頃までは親指を上げて足を持ち上げます。

いま試しているペダリングとは全く別で引き足はつま先が上がっていて、踏み込み時はつま先で6時から地面を掻いてるような感じで。

ペダリング効率の数値だけ見ると良かったんですが、どうも安定しなそうなのでさっさと捨てました。そこまで頭がついていかないw