従来型のホリゾンタルフレームを買う時は適性内で小さめが良い?
BASSO ASTRA 2017年モデルに乗り始めまして、サイズは53なのですがちょっとした落とし穴的な要素があったので紹介します。
というか、簡単に言うとシートポストがあまりでなかったのでテールライトが取り付けられませんでした!(泣)
ホリゾンタルフレームを買うときはサドルバッグやテールライトの取り付けに意識を!
ちなみに、BASSO ASTRAはサイズ感は想定通りでした。しかし、シートチューブにはライトを取り付ける余裕がなかった訳です。むしろ、サイズは今まで乗ってたFOCUS CAYOの方が大きいのにシートポストにライトがつけられないのは若干不思議です。
結論から言うと、ASTRAはCAYOに比べてトップチューブがホリゾンタル(水平)に近い形状だったため、テールライトを付けるスペースを確保できなかったということです。
最近のエアロやカムテールのフレームに多く見られる後ろの三角が小さいバイクではあまり気にすることはないと思いますが、もし従来からある形のホリゾンタルフレームやそれに近いフレームを購入する人はジャストサイズだとこの問題が発生する可能性があることを頭の片隅に入れておくと良いのではないかなと思います。
いや、ホリゾンタルフレームを買う人は見た目にもこだわる人が多そうじゃないですか?であればテールライトにもこだわると思うので結構な盲点だと思うんですよね。
ブルベを走るような人も、まぁシートステーにつければ良いですけども、使えると思っていたシートチューブが使えないというのは誤算ではないかなと思うんです。
ということで、今日の内容はこれだけです。
以上!解散!
サイズとホリゾンタルの関係
解散しなかった人向けに続けます。
本当にそうなの?サイズがあってないんじゃないの?と思ったのでジオメトリで比較してみました。
今まで、FOCUS CULEBRO 2015(52)、FOCUS CAYO 2016(54)、SPECIALIZED DIVERGE(54)と乗ってきて、今年BASSO ASTRA 2017(53)モデルを買いました。
この中でテールライトがつけられないという問題にぶち当たったのは、今回のBASSO ASTRAが初めてでした。
スローピングで言うとCAYO>DIVERGE>CULEBRO>ASTRAだと思いますが、一応CAYOとASTRAをBBからメジャーでトップチューブの接合面まで長さを測ってみたところ、CAYOは約485mm、ASTRAは約520mmでした。
ASTRAはCAYOよりサイズが小さいにも関わらず、BBからトップチューブまでの長さはCAYOより長く、トップチューブからサドルまでの長さに余裕がないんですよね。
要するに「トップチューブから上方向にクリアランス(空きスペース)が小さい」ということがホリゾンタルフレームの特長の1つであると言えると思います。当たり前だと言えば当たり前なのですが、ここを見て見ぬふりをしていたというのが強いです。
ジオメトリだけ見るとハマる
乗れる乗れない、サイズが合う合わないだけでジオメトリを見ると今回のようにテールライトが付かない問題に当たるので、少し意識してみても良いところかも知れません。人によっては非常に重要なところかも知れませんし。
ちなみに、ASTRAはサイズは53です。これはシートチューブの長さのようで、CAYOの540mmに比べて10mm短いのですがトップチューブはCAYOが543mmに対して545mmと2mmだけ長いところもスローピングでの違いが出ているかと思います。
※ちなみに実際にBBからシートクランプまでをメジャーで測ってみたらCAYOは545mm、ASTRAは540mmでした。にゃろう!
数字だけ見てみるとやっぱりCAYOの54よりASTRA53の方が若干小さいことは分かります。
CAYO’16 51 | ASTRA’17 51 | CAYO’16 54 | ASTRA’17 53 | |
サイズ (シートチューブ) |
510 | 510? | 540 | 530? |
スタック | 531 | 541 | 547 | 553 |
リーチ | 380 | 380 | 390 | 386 |
トップチューブ (ホリゾンタル換算) |
537 | 525 | 552 | 545 |
ヘッドアングル | 72° | 72° | 72.5° | 72.3° |
シートアングル | 73.5° | 75° | 73.5° | 74° |
BBドロップ | 70 | 記載なし | 70 | 記載なし |
んじゃ、ASTRA53からASTRA51にサイズダウンしたらテールライトをつけるクリアランスは確保できるのか?という疑問ですが、恐らく確保できます。
トップチューブからサドルまでの長さがどのくらいあるかを考えれば良いんですが、サイズ間の違いは単純にスタックの差を見るのがシンプルでASTRA51の方が53よりも12mm余裕があることは分かります。
また、シートチューブが530mmから510mmに下がっているので、シートポストが20mmほど余裕がでることになります。先ほどの12mmと20mmを単純計算で足すと32mmは余裕がでることになるのでクリアランスは確保できるんじゃないかなと。実際測った訳ではないのであくまで推測ですけども。まぁサイズが小さくなればスローピングも通常はきつくなりますし。
シートステーの形状
余談ですが、テールライトを取り付ける目的だけで言えば、CAYO(現行のIZALCO RACEも同様)はシートステーからリアブレーキを取り付ける間に空間が空いていて、このおかげで小さいサイズであればタイヤとの隙間にライトを取り付けることができます。
Twitterだったかイベントで前に居る人だったか忘れましたが、どなたかがやっててアイディアをパクリました。
まぁこれが見た目非常にカッコイイと私は思ってまして、自己満力高めです。
ASTRAはCAYOよりも、このスペースには余裕があるのですが、ブレーキ取り付けの部分が埋まっていてテールライトを隠してしまうのでこのアイディアは残念ながら使えません。
こういった点も非常に小さなことなのですがチェックポイントになるのかなと思います。
まとめ
初めてロードバイクを買う人は乗り方などあまり考えないので気にしなくて良いかと思っています。こういうのは人に理解されにくい小さなこだわりだと思いますし。
ただまぁどんな風な使い方、乗り方をするかが想定できている人は、ライト類の取り付けというところも意識してみても良いかと思います。こういうことを考えるのもまた面白い訳ですからね。
自分の本当に納得いくフレーム選びというのは、本当に考えることが多すぎるんだなぁと感じます。
そんなライトの付け方くらい幾らでも工夫できるだろうという人も居れば、めちゃくちゃこだわる人も居ると思いますし。
終