ロードバイク乗りにはレッカー(ロードサービス)付きの自転車保険をおすすめしたい

自転車ツーリング,安全,快適

先日落車をしまして鎖骨を骨折してしまいました。その際にau損保の自転車保険の付帯サービスであるレッカーサービス(ロードサービス)に初めてお世話になったので、使用した時の状況とサービスの紹介をしたいと思います。

ソロで走る人は特にですが、そうではないグループライドをする人にもおすすめしたいです。

事故の状況

最近、良く一緒に走ってもらっているいわしーさんと千葉の九十九里に向けて千葉外房有料道路を走っていました。

料金所を通ってすぐのところにある大野PAで休憩をしようと入ったところ、道の真ん中に設置されているキャッツアイに乗り上げて肩から地面に落ちるように落車をしてしまいました。

速度としては20km/hも出てないくらいの低速だったのが幸いですが、まさか進行を邪魔するようにキャッツアイが設置されているなど思いもしなかったのでこれは何とかして欲しいですね。(駐車場で暴走行為をする車がいるらしく、その対策として進行方向を塞ぐように設置したのだそうです)

転がるように転倒したのではなく力の逃げ道が無いように右肩から地面に斜めに落ちてしまいました。転倒した瞬間に良くない転び方をしたのが分かったのでその後のライドはあきらめ、一旦救急車を呼ぶことに・・・

病院を探して貰いながら自転車はやっぱり運ぶのは難しそうなのと、もし運べたとしても結局病院に置きっぱなしになってしまう点が悩みどころでした。結局受け入れて貰える病院がなかなか見つからなかったこともあり、後から来た警察の方と事故証明などの手続きをして貰ったりとしている間に痛みが段々とリアルになってきて「この程度の痛みなら自転車さえ運べれば何とか地元まで電車などで移動して地元の病院に行く方が楽そうだ…」と思うように。

ちなみに怪我の症状としては結果的に右手と右鎖骨の骨折だったのですが、以前に鎖骨骨折をした時とは違って、片腕は使えるし歩くのも問題なかったため自転車を運ぶ発想になりました。

こういった保険は加入前の情報は多いのですが加入後の情報は少ないので、せっかくなので加入後の経験の一例をご紹介したいと思います。

au損保の自転車保険 Bycleに加入したら絶対にスマホアプリ「自転車の日」をダウンロードしよう!!

そもそも自転車を運ぶ発想になったのは、冒頭で少し触れたau損保の自転車向け保険 Bycleに入っていて50kmまでなら無料で使えるレッカーサービスが使えることを知っていたからな訳です。

au損保の自転車保険Bycleにはスマートフォンアプリで「自転車の日」というものがあるのですが、私はこの保険のサービスの利用は全てスマートフォンアプリからやっています。

だいたい保険というのは使いたい時は慌てていてどこに電話して良いのかヘルプデスクの電話番号すら分からずにあたふたしてしまいがちです。しかし、au損保のBycleの場合はアプリを立ち上げればかなり情報は絞らているので何とかなるところが良いと思います。

もし、au損保の自転車保険 Bycleにこれから加入するという場合はアプリをインストールすることを前提に検討して貰えると良いと思います。

スマホアプリ「自転車の日」の利用シーン

スマホアプリを立ち上げた画面から機能を紹介すると

こんな感じになっています。

個人的に自転車保険を利用するシーンで想定しているのは以下の3点で

  • イベント参加時の保険加入の証明(⑤)
    イベント参加時の申込み時やスタート前のエントリー確認などで、証券内容や証券番号の確認
  • 事故時の対応(①、②)
    事故時の現場検証による事故証明など必要な手続きのやり方やレッカーサービスの利用
  • 事故後の保険の利用(①)
    自身の治療に関する医療費での補償、または他人を巻き込んで怪我をさせてしまうような賠償責任の補償での利用

これらを利用する時には、電話帳から保険会社に電話してオペレーターと話したり、Webから検索してWebサイトに行ってメニューから必要なことを探すことをすると思うのですが、これをしなくてもアプリ内でまとまっているのが非常に便利です。

レッカーサービス以外の機能は大したものは無く使い勝手が良いとは言い難いですが、保険のWebサイトは大抵が情報量が多くて構成も煩雑で見たい情報になかなか辿り着けないことが多いので、情報を集約してくれているだけでもアプリの存在は非常にありがたいです。

そんなに頻繁に使うアプリではないので使い勝手が悪いなどはどうでも良いことで、私のようなズボラな人間には何かあった時にとりあえずアプリを開けばなんとかなる「助かった〜😭」と感謝するような存在のアプリです。

唯一不満があるとするとアプリの名前が「自転車の日」という「au」にも「保険」にもかすりもしない内容なので、探すのに手間取ったり、間違えてアンインストールしそうになったりというところですかね。せめて「自転車の日 by au損保」とか「au損保 自転車の日」くらいの名前にしてくれたら良いのに😁

自走不可の事故をしてしまったので、au損保の自転車保険 Bycleのレッカーサービスを使ってみた

au損保 自転車保険Bycleはレッカーサービスが年間4回まで無料で使えます。

実際に自走ができなくなった時にレッカーサービスを呼ぶ場合、たぶん電話でサポートと話しながらでもお願いはできると思いますが、大体はGPSを使って現在位置を指定して来てもらうと思うのでアプリの右上にある「ロードサービス要請」から進んで行きます。

呼び方と来てもらうまで

アプリの画面にマップが表示されるので来てもらいたい場所をマップ上で指定します。GPSで指定が可能なので今いる場所ならそのまま現在地の指定が可能です。この点は電話より断然便利ですよね。スタートとゴールのポイントを指定すると大体の目安となる距離が表示されるのでレッカーで運べる範囲内かどうかが分かります。

※画像は一部合成しています

この一連のアプリの使い方は、最近のタクシーアプリを使っている人であれば同じものを想像してもらうと良いかと思います。

アプリの指示に従ってレッカーサービスを要請すると、au損保から電話がかかってきてレッカーサービスの年間4回の内の使える残りの回数の他、自転車の故障か、事故や怪我はないかなどのヒアリングがあり、私は単独事故だったので事故証明などの手続きについても色々アドバイスが貰えました。

少しするとまたau損保から電話があり、レッカーの到着時間の目処と実際に来てくれる会社の紹介をしてもらえます。その時初めて知ったのですが、レッカーの会社は規模もサービス内容もバラバラな自動車のメンテナンスを主に行う会社と数多く提携しているようで、その中で現場から近くて手配できた会社さんが駆けつけてくれるようです。

この時にレッカーに一緒に同乗させて貰えないかを聞いたところ、会社ごとに違うようで到着してドライバーに直接聞いてもらわないとわからないとのことでした。・・・ということで運を天に任せまることに😆

レッカーの依頼をしてからおよそ30分ほどだったと思いますが、レッカー用の車が現場に到着しました。(レッカー車があとどのくらいで到着するかはアプリで常時確認ができます)

来てくれたレッカー車と車載状況

一体どういうレッカー車が来るのかと思っていたら、到着したのは軽の業務用ミニバンでした。

私が依頼した本人である確認をした後に、どこに運ぶかや受取人は居るかなどの手続きの話をします。私は妻のPが家に居たので、妻が家にいることを伝えながらも同乗したい意思を伝えたところ快くOKを貰えたので乗せてもらうことに。(ここは会社ごとに違うと思うので当てにし過ぎない方が無難です)

自転車の積載方法については、ミノウラのVERGOが用意してあったのですが、1台ですし面倒なので横に倒して載せてもらいました。寝かせると言ってもクッションが車内に用意してあるので自転車が車の内装に直接触れないように間にクッションを噛ませるなどの配慮をしてくれました。

移動中に聞いたのですが、事前に研修を受けないと自転車のレッカーサービスはやらせて貰えないとのことで、スポーツバイクはカーボン素材などは壊れやすいなどの知識を学び、自転車の扱い自体はお客さんの許可を得てから触るようにしているみたいで、寝かせて良いか、気になるところは無いか、注意するところはないかなど逐一ヒアリングをされながら車載をやって貰いました。

移動ルートは相談で

出発前にだいたいのルートの相談をしました。と言っても、「京葉道ですかね〜」「そうですね〜」程度ですが、「だいたいで50キロは超えてしまいそうですが、55キロから60キロには行かないくらいで到着できると思いますよ〜」みたいな話と「オーバーした分は1キロ○○円追加でかかってしまうんですが良いですか?」と言った料金の説明があります。正直安くて助かる〜と思いました😗

これはひょっとするとレッカーの会社ごとに違うのかもしれないですが、そもそも事故った場所が有料道路の中ですし、帰りは京葉道路という高速道路も使って貰いましたがタクシーと違って高速料金が追加でかかるということもありませんでした。

到着後、自転車を降ろした後に何キロオーバーしたかという距離と1キロ当たりの単価を聞き、書類にサインをして解散となりました。延長分の支払いは後日au損保からの請求になると説明を受けてその場での支払いは特にありませんでした。

延長分の支払いについて

事故が10/2だったのですが、10/25くらいにau損保から電話で追加料金について認識が間違えていないか金額確認があり、コンビニ払いか銀行払いか希望を聞かれます。

平日のみにかかってくるのでなかなか取れず、折り返ししても発信専用ダイヤルとのことで会話ができないので、会話をするまでにだいぶ日数がかかってしまいましたが、レッカーサービスを利用した時に聞いた通りの金額で1,900円ほどで内容に間違いがなかったのでコンビニ払いを希望で払い込み伝票の送付をお願いしました。

事故が10月頭だったので、請求は1ヶ月くらい後に来るのか、もしくは月末にまとめて締め処理をしているのかもしれません。

今回レッカーしてくれた会社さんについて

会社名は忘れてしまいましたが、私が呼んだのは千葉市の大野PAというところだったのですが、同じく千葉市の蘇我の方から来てくれたようです。

通常は車の整備やメンテナンスなどの業務を行っていて、その一部としてオートバイや自転車のレッカーサービスをやっているとのことでした。

自転車はママチャリも扱っていてパンクなどで5kmくらいの距離を運ぶことが結構多いそうです。

レッカーサービスはありか

言うまでも無いですが、そりゃあった方が良いです。結局保険を使用する人の精神面の話なので必要ない人は必要無いので何だかんだと話すことではないんでしょうけど、やっぱり使ってみて改めてありがたさを痛感しました。もう他の保険会社に変える気が全く起きないですね。

使った時はソロではなかったものの、結局一緒にいるいわしーさんも付き合わせてしまって大変な迷惑をかけてしまうことを身を持って体験したので、そういう意味でも薄々感づいてはいましたがソロだろうとグループだろうと関係ないことを感じました。

なので、ストレートに「レッカーサービス良いな〜」とか「長距離ライドでのトラブルが怖いんだよなぁ」と思う人はやっぱり入った方が良いと思います。

レッカー(ロードサービス)の使用まとめ

au損保の自転車保険 Bycleでレッカー(ロードサービス)を頼むときの流れをまとめると↓こんな感じです。

  1. au保険のアプリ「自転車の日」の「ロードサービス要請」から地点を選んで要請する
  2. au損保のオペレーターからの電話がかかってくるので状況説明などをして改めて正式にレッカーを依頼する
  3. レッカー車が来るのでドライバーと輸送の内容のすり合わせ確認をする
  4. 到着したらオーバーした距離分を確認しサインをする
  5. 後日、au損保から電話が来るので、延長料金の確認を払込票を送ってもらう
  6. 払込票で支払いをする

私はau損保の自転車保険Bycleのゴールド ファミリープランに入っています。P(妻)も同じサービスを利用できるのでファミリープランがあるのも助かっています。

最近BycleBestというプランもできたようでこれは自転車以外の怪我でも使える保険のようですが、私は自動車保険で同じ類のものに入っているので他の保険と被らない場合はBestの方も良いかもしれませんね。

ちなみに、au損保の自転車保険 Bycleについても少しだけ触れておくと、ブロンズ、シルバー、ゴールドという料金プランに別れているのですが、レッカーサービスは一番安いブロンズにも付いています。

個人的に感じる大きな違いはシルバーになると入院時に少し保証金がでるようになります。ゴールドは自分が被害者になってしまった場合に損害賠償請求を弁護士に依頼した場合など補償してくれる分ですかね。ブロンズやシルバーでも保険としては充実しているかと思いました。

 

ということで、初めてレッカーを使った体験談のご紹介でした。考え方は人それぞれですが、検討中の方にはぜひおすすめしたいです。

 

また、最後に事故にあった時にお世話になった いわしーさん、レッカーの会社の方、救急車の方、警察の方、有料道路の係りの方、通りすがりで氷をくれた女性の方、au損保の方、P山、その他の方々にお礼を申し上げます。ありがとうございました。