2018年ブルベ締めくくり 千葉BRM1020 検見川200km
2回目のブルべ 「BRM1020千葉200km(検見川)」に出てきました!
今年の2月にブルベデビューをしました。その時のあまりの強風体験が影響してブルべ自体から足が遠ざかっていましたが、今年最後の参加チャンスが10月末にありましたので、改めて平均的なブルベを体験してみたく200kmに参加をしてきました。
何を目的に何で参加するのか良く分からなかった
正直なところ、2月に参加したエレガント千葉200kmが風速11m以上の向かい風を延々13時間走り続けなくてはならない状況で、補給もあわただしくただただ必死に走るのみという過酷な経験になってしまったため、もう1度参加するモチベーションがほぼ無い状況でした。
きっとブルベの楽しさが分かっていないはずだという推測のみ
そんな中、私が出られる物理的なエリア内で最後と思われるBRMの開催が迫っており、迷いながらもエントリーすることにしました。
多分私一人で出ることになるだろうと想像しながら念のためOTUSHAメンバーに声をかけてみると、何とちゃんPとセキドンが参加表明。誘った身でありながら「なんで?」と思ったのは内緒です。
それでも、直前まで気は乗りませんでした。
今回もコースレイアウトは平坦、房総の側ではなく内陸を進むため風はそれほど強くないことを想像しつつも、イベントや山のように「リベンジ」という気にもならないところが風の厄介なところです。
それでもエントリーをした理由はきっと多くの人が夢中になる「ロングライド」という行為に対しての執着と、その象徴的な「ブルべ」というイベントでの楽しさを自分でも感じたいと思ったのだと思います。
いやになったらやめとこうの往路
10月20日当日の天気は曇り。少し肌寒く、走るのには丁度良い天候でした。
千葉県検見川浜のヨットハーバー横にある広場を8時20分のウェーブでスタート。
ここのところ、ちゃんPがドラフティングにだいぶ慣れたこともあり、私が前で引っ張る編成。
「風が吹いたら銚子で輪行(DNF)」を合言葉に進みました。
どこからが風が強いのか判別不能
もう、物凄くネガティヴな気持ちで進んでいたのですが、それこそゴールが銚子でそこからは輪行するのが当たり前くらいの心持ちでした。走り始める前から既に早く辞めようというような。
予想より風が強いように感じる中、「風が強くなったらDNF」というテーマに対し「これって風強いの?どうなの?」という判断がしにくいギリギリの風速3~5mくらいのいやらしい風に対して少し自暴自棄に。
吹くなら吹けよと(笑)
気持ちが釈然としない中、本当に一定ペースで進みました。
退屈しのぎで貯金が1時間
ちなみに、今回のコース、、、往路は過去に走ったことがある場所が多く、ひたすらペダルをこぐ作業という感じでした。
この退屈な往路において、退屈しのぎになったのがパワーメーターの存在。
ちゃんPがちぎれない110W前後でひたすら一定ペースに合わせます。160Wくらいになると千切れてしまい、130Wくらいでも暫くすると千切れていきます。
明確に数字で見れるのは非常に面白かったです。色んな人に抜かれても全く平常心でパワーだけを見て走りました(笑)
もともとパワーメーターを買った理由が「後ろに無理をさせないように走る」だったので、実際にそれができた喜びは大きかったです。
道自体は走りやすかったため、コンビニ休憩などを取りつつ貯金を確認し、一定出力で走り続けたところ、結局銚子駅の近くに着いたときには50分近くの貯金ができていて、2回目のブルベ参加にしてやっと座ってご飯を食べることができました(笑)
そしたらなんと欲しかったrin projectのパンツが半額になっている通知がスマホに届いて、昼食そっちのけで買い物をしてしまいました。やはり心の余裕があると違います(笑)
コンテンツを盛り込んだ復路
ご飯を食べ終わり、それほど疲労もなく、でも帰るのが面倒くさい、、、
惰性でPC2のコンビニに向かう途中、少しだけコースアウトをして初めての犬吠埼に。予想以上に絵になる灯台をパシャリ。来て良かったかもしれない?
PC2で意外なできごとが
沖縄を想起させる見た目の犬吠駅を横目に通り過ぎると眼前には色鮮やかな満願寺が現れ、手前のPC2のコンビニに到着。
ご飯も食べたし、この後の補給食を買おうかなと自転車を止めていると、「ぶりおにーるさんですか?」の声が。
何とTwitterでフォローしている和さんが差し入れを持ってきてくれました。
Twitterを見て走ってるのを知って、だいたいの到着予想を考えて待っていてくれたそうな。差し入れでレッドブルなどをいただきました!あざます!
激坂を登り切ると見慣れないタイプの絶景が!
PC2を出ると、満願寺の脇の激坂を登ります。距離は短いですが、かなり不自然に登るとその先に待っていたのはこの風景。
下り坂の先にはドーバーラインという名の通り、海峡が広がります。遠く先には大量の風車が立ち並ぶ異様な光景が広がっていました。
一方で左に目を向けると岩壁から見えるだだっ広い海。そして海面から伸びる風車。
どちらに目を向けても異様な光景に同じ千葉でもまだ予想だにしない場所があることを実感させられて興奮しました。
調子と言えば強風の風車ゾーン
ドーバーラインを下り、平坦に入ると先程まで遠くに見えていた風車ゾーンに入ります。
以前にも一度来たことがありますが、何故だか活動停止した状態のエヴァンゲリオンが逆光で夕日に照らされるシーンを思い出します。
近くを通ると、大きな風切り音が聞こえ、銚子が年中強風が吹いていることを想像させてくれました。
湾岸線の中洲海浜公園にある風車も好きですが、銚子の風車はこの群衆感がたまりません。
復路はあっという間にゴール
ず~っと下り基調で行きの向かい風がそのまま帰りの追い風になって、暫く続いた風車ゾーンを抜けると残りの距離も少なく、殆ど苦労なく程なくゴール!
夕陽のまぶしさよりも、風車とのコントラストなどが奇麗で、ストレスなくあまりの快適さに殆ど写真も撮らずあっという間に走り切ってしまいました。
帰りはゴール直前でちゃんPがモーレツアタックをかけるほど。まだまだ行けそうだったみたいで、こりゃ300kmもあるのかもしれません。
やっぱり千葉は良い
認定を受けて、スタッフの方に「またよろしく~」なんて声をかけられながら会場を後にしました。
楽しかったかと言えば正直、良くわからなかったりします。
しかし、走りやすいコースは流石だな~と思いましたし、途中のPCでスタッフの方が「不味い棒(経営が)」をくれたり、ゴール後にお菓子を振る舞ってくれたり、気持ちのこもったサポートをしてくれていて、そういうのは本当にありがたいなと思いました。
途中で和さんに会えたのも良かったです。
走り終わった後は、ビッグボーイで晩御飯。糖質カットしているので米の代わりに肉を頼みましたとさ。
実はまだブルベへのモチベーションはそこまで高まっていないのですが、来年は300kmにチャレンジしてみたい気持ちがあります。ロングライドへの執着はまだあるし、ブルベの楽しさがもっと見つかるんじゃないかと。
走ったあと、チームメイトも「俺も出ようかな」と言い出したこともありますし。
【漫画】2回目のブルベで別世界を見ました〜BRM1020検見川200完走の感想〜
終