オリジナルジャージ完成! オリジナルジャージを作るときの注意点

アクセサリアパレル,安ウェア

以前、オリジナルジャージのデザイン作成から入稿までの記事を書きましたが、遂にジャージが上がってきました。

非常にかっこ良くて既に良く着て走っています(笑)

初めてのオリジナルジャージ!

上がってきたジャージの特長などを踏まえて、幾つか凡ミスもあったので合わせて記事にしたいと思います。

参考記事
Team Otushaのオリジナルサイクルジャージを発注してみた

発注から届くまでの流れ

発注から届くまでの日数は以下の通りでした。私は「特売上下ジャージ」というので頼んだので納品まで少し時間がかかっていた可能性はあります。通常版だったらもう少し早かったかもです。

以下、やり取りの履歴。赤は私が行ったアクション、青はDream Brotherさんからのアクションです。

6/28 01:45 Webサイトから個人情報を入力
6/28 01:45 自動返信受信
6/28 01:58 指定のメールにデザインデータ送付
6/28 12:30頃 受領連絡受信
6/28 17:50頃 仕上がりの3Dイメージ画像と、レーパンの印刷可能範囲について説明連絡
6/28 18:30頃 デザインについて修正の連絡
6/29 15:15頃 修正した3Dイメージ画像受信
6/29 15:30頃 デザインOKの連絡をする
6/29 16:50頃 見積り書(PDF)と支払方法の連絡
6/30 01:30頃 フォームに入力してオンライン決済、自動メール受信
6/30 01:35頃 念のため、入金連絡。納品日の問い合わせ
6/30 13:10頃 入金受領連絡と繁忙期により納品の目処は不明
7/1 13:00頃 印刷見本付で懸念事項の確認
7/4 15:35頃 問題無い旨を連絡
7/4 15:50頃 印刷作業に開始の連絡
8/5 17:50頃 発送連絡が来る
8/6 商品到着

という流れです。・・・長い!

手続きを初めてから、だいたい製造開始までは10日くらい見ておいた方が良いと思います。そしてSanticの特売ジャージの場合、シーズナリティもあるともいますが最短でも1カ月と見ておいた方が良い気がします。

デザインと出力について

Dream-Brotherさんに頼んだのですが、届いてみて最初は微妙な感じがしました。

しかし、平置きと実際に着てみた印象が全然違います。着た方がだんぜんかっこ良く見えるんですよね。

画面と実物の違い

最初届いた時は物凄く微妙な感じがしました。・・・というのも柄が全然見えない。

いや、Dream-Brotherさんは全く落ち度はなく凄く丁寧な対応で、事前に出力イメージを写真に撮ってメール添付で送ってくれて「柄が薄くて見えないかもしれないですけど良いですか?」とまで文句ない対応をしてくれてました。

Dream Brotherさんが送ってくれた印刷見本のイメージ

そこを押し切ってまで「大丈夫です!」と返信をしていたのですが、届いた時は「全然大丈夫じゃねーじゃん!」と自分にツッコミましたねw

もともと、パッと見では柄があるようには見えなくて、ちゃんと見ると「あっ、柄があるじゃん!」というような物を狙ってたのですが、あまりに薄すぎたか・・・と。

凹凸の無い状態だと柄が分かりにくい

しかし、これが平置きの時は全然分からないのですが、着てみて体の凹凸に合わせると柄が浮き上がるように見えてきます。

ベースのカラーと生地、印刷によって少し表面にテカリがあるのか平置きだと柄は見えにくかったようです。

また蛍光灯と白熱灯、昼間の太陽の下だと柄の見え方が違ってきて、狙ってた以上に洒落た感じになりました。

狙い通りですが、濃い色の方が柄が良く出ています

ただ、柄物をハッキリと見せたいのであれば少し色のコントラスト(色の濃い薄いの差)は強めに設定した方が良いかもしれません。ちまみに私のはグラデの濃い方が柄も良く見えています。

白色の理解と生地の関係

デザインの経験が無い人や私のようにWeb出身の人は「白」という色に対しての認識が違うので、この点を理解しておくことが重要です。

基本、印刷には白がありません。家庭用のプリンタを持ってる人はインクを見て貰えれば分かると思うのですが、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)という4色のインクを使っています。

色は足し合わせて行くと黒くなっていくのですが、上記のCMYKのように通常はインクに白は無いんですね。(特色を除く)

では、Dream-Brotherさんはどうやって白を出しているのかと言うと、色が白い生地を使い、白い部分にはインクを乗せず生地の色がそのまま白として使われるということをやっています。

ただ、今回のベースのジャージになっているSanticは生地に通気性を上げるためのドット素材を使っていて、良く見ると白ベタになっていません。

白の部分を良く見ると生地の影響を受けて白ベタにはなっていない

胸に大きく入ったOTUSHAのロゴなどは問題無いですが、肩に入った白色の文字などは、この生地のドットで多少見え辛くなってしまうことがあるので小さすぎる文字などは使わないようにして細かいことが気になる人は生地の素材をチェックしておいた方が良いと思います。(とは言え対処は難しいですが)

ジャージのシルエットと機能について

Dream-BrotherさんでSanticのジャージでのオリジナルジャージをお願いしましたが、個人的には非常に良いクオリティだと思っています。

内容としては以前買ったSanticのジャージと全く同じだと思うので、そちらの記事を読んでいただくのが良いかと思います。

ちなみに、Dream-Brotherさんのページにも生地について載っていますが、通常料金のジャージはJAKROOさんでCOOLMAXやUVカット50+(SPF50+ってこと?)などの表記がありますが、Santicの生地はCOOLMAXではなくUVカット25+とかで紫外線カット率も低いような感じです。まぁ私はインナー着てるしという感じです。

しかし、着心地に拘るような人でしたら折角のオリジナルジャージですし他のメーカーを選ぶことを考えても良いと思います。

参考記事
Santic(サンティック?)のジャージ購入

問題は無いが機能は最低限のもののみ

ちなみ私はパールイズミやTwinSixのジャージを持っていますが、今回のSanticのジャージをこれらと比較しても全く質に置いては問題を感じていません。

TwinSixはお腹まわりに滑り止めが付いていませんが、今回のSanticのジャージはお腹周りに滑り止めがついていて非常に便利です。

また、丈の長さも背中が長めでポケットへのアクセスもしやすく非常に好みで使いやすい長さです。パンツの最上部に入れたロゴは完全に隠れてしまうのでパンツのデザインは少し考える必要があります。

背面のポケットはジッパーなどは着いていないシンプルなもので、大きさはXperia Z3というかなり大きなサイズのスマホを入れても奥まできっちり入るサイズで使いやすくなっています。

シルエットは割とスポーティな感じでピタピタとしていますが、レースするくらいのガチなぴったりフィットな感じではなく若干ゆとりがある「スポーティな感じ」が強いちょうど良い感じに思います。

デザインで失敗した点

今回、明らかに失敗したなと思ったところは2つあって、1つは腕周りのグラフィック、もう1つは背面が地味すぎたということです。

背面。シンプルすぎたのでポケットにアイコンか色を変えるかなどすればよかったかも?

腕部分はサイズ感を慎重に検討した方が良い

私はジャージの腕の部分に架空のスポンサー名を入れてます。

この時、サイズは「こんなもんだろ~」的にかなり適当に入れたのですが、実際に上がってきたものを見て完全に失敗だったと思いました。

腕周りのデザイン幅を間違えて殆ど見えなくなってしまった

腕を回るように配置してしまったため、平置きだと問題無くても着てみるとロゴが脇の方に回り込んでしまって殆ど見えません。

腕のデザインは正面から見て考えるのではなく、横から見て面で考える必要があるかと思います。

そうすると実際にロゴが配置できる幅は5cmほどなのかと思います。この幅でロゴデザインをした際に潰れてしまうことなどを意識しておいた方が良いと思います。

背面グラフィックが地味すぎるためにアイコンを作っておくのが良い

背面は柄がメインでロゴなどの要素は入れる予定はありませんでした。しかし、あまりに寂しいんじゃない?ということで襟元にロゴを入れました。

ポケットに何かを入れる議論はあったのですが、あまりゴチャゴチャさせて自転車のガチっぽさを出したくなくシンプルにしました。

・・・が、出来上がった物を見てみるとやっぱりだいぶ寂しいかも。柄が入ってなければ良いかも知れないし、入ってるならもっとちゃんと入ってないといけないのかも知れないです。

これを回避するには、ポケットのどこでも良いのでワンポイントのアイコンが入っていたら、お洒落かどうかは別にして地味な感じは無くせたかと思います。ポケットだけ色を変えるとかしても良かったかも知れないですね。ベースが赤紫だったのでショッキングピンクを入れるとか(笑)

↑好みはあるとして、さすがにデザイン抑えてますね。ポケット全面に要素を入れてる物もあれば、テキストをちょろっと入れてるのもあり。何かキャッチコピーみたいなのあると良いかもですね。

これを踏まえて冬用ジャージの制作に取り掛かる~♪

次は長袖行ってみたいと思います。柄物で今度はトーンを変えてやってみたいです。

長袖だけどタトゥー柄にして半袖に見えるジャージとかも考えたんですが、まぁギャグに走れるほど資金も無いので真面目に作ります(笑)